不自然な (主×ヒトミ+主×桜)


ギシギシいうベッド
夕方の光が入る窓
見なれた、綺麗に片付いた部屋
身体の下には、苦し気にオレを受け入れている女がいる

「ん・・・・・・・・・・あぁっ」
女の中は温かくて、気持ちがいい
深く深く身体を沈めて、何度もゆっくりと抜き挿しを繰り返すと、やがてじっとりとからみついてくる
どんなにきつくても、最後には全部を受け入れて包み込んで
そうやって濡れて濡れて、ひとつになる
そんな感じ
「あっ、アキラ・・・・・・・・・・・・・っ」
荒い息の下で、ヒトミがオレの名前を呼んだ
「大丈夫か? 」
汗で額にはりついた前髪を梳いてやる
「ん・・・・・・っ、」
うっすら目をあけた表情は、見なれた幼馴染みのものじゃなく、一人の女の表情をしてる
いつもは清楚な感じなのにな
奥手そうで、優しく笑ってる女なのに
「アキラ・・・・・・っ」
その手を握って突き上げたら、また切ない声が上がった
女は不思議だ
こんな風な行為を、当然のように受け入れるんだから
「ヒトミ、」
名を呼んで、その赤く濡れた唇にキスをした
いい匂いがする
柔らかい身体に手を触れて、濡れてグチャグチャになった部分を一気に攻め上げた
「あっ、あっ、あ・・・・・・・・・・・・・っ」
ビクビク、と
ヒトミの熱に、
その身体の中に、
男臭い雄を吐き出す時に、快感が駆け上る
この時ばっかりは、余計なことを考えてられない
ようするに、オレは本能にはかなわないってこと
いくら、あの人のことで心が一杯になってても

それからぐったりした身体を抱き起こして、身体中にキスをした
「や・・・アキラ・・・・・・・」
くすぐったそうに、恥ずかしそうに身をよじったヒトミの顔を見て笑う
「なぁに・・・?」
「いや、なんでも」
形のいい胸も、反応のいい花芯も、やわらかい肌も、いい匂いがする髪も
好きだけれど、あの人を抱く時のような愛しい切なさは感じない
「オレ、アジトに行くけどヒトミはどーする?」
「うん・・・・・・・あとで行くわ」
「そ、」
にこり、
最後に一度、その身体を抱きしめた
ああ、あの人のことも こんな風にできたらいいのに

「やぁ、アキラ
 今日は皆用事があって来れないんだって」
「なんだ、じゃあヒトミには来ないでいいって言うか」
「ん〜君も帰っていいよ」
アジトはいつもより静かで、
いつもと同じコーヒーと煙草の匂いが漂っていた
「リーダーは帰んないの?」
「うん、ちょっとこれだけ終わらせてしまいたいからね」
「ふーん」
その首筋とか、声とか、
振り向かないこととか全部に感じる
疼くオレの心と、半身
「リーダー、」
二人きりだということを、少し意識してる風なことろとか、誘ってるように見えるよ
スキを見せちゃだめだって、いつもあんなに言ってるのになぁ
「あ・・・・・っ、アキラっ」
無防備な背を抱きしめて、耳もとにキスした
びくんと震える身体を強く強く抱いて、今度は首筋に舌を這わせた
ダメだなぁ
さっきやったばっかなのに、こんなに疼くのは
やっぱこっちが本命だからか

「ダメだよ・・・・・・アキラ・・っ」
もう何度かいかせて汚したことのあるリーダーの作業用のイスに、深く彼の身体を押し付けた
「アキラっ」
咎めるような、困ったような声が上がる
半ば睨み付けるような目を向けたのに、オレは少しだけ笑った
「ダメだっていうなら、もっと抵抗してよ」
それから力ずくで服を剥ぎ取って、足をあげさせる
その部分が露になったのに、羞恥でうつむいたのかたまらない
そうだよね
こうなったら、アンタには抵抗する術なんかないよね
力じゃオレには叶わないんだし
「あ・・・・・・・・・・・っあぅ・・・」
真っ赤になったのが可愛くて仕方がない
「抵抗しないなら、やりますよ」
抵抗されてもやめる気はないけれど
「あっ・・・・・・・・・あぁっ」
いやいやの声が快感のそれに変わるまで、それがオレを求めて濡れるまで
手の中で弄ると、やがてリーダーの声は震えて濡れた
「あふっ・・・・・・は・・・っん」
指でならして、濡らして、
ちゃんと準備してから、さっきまで女の中にあったものをあてがった
一気に奥まで貫くように射れる
さっきとは比べ物にならない圧迫があって、一瞬苦しかった
リーダーは、この何倍も辛いんだろうけど

「ひっ・・・・・あぁぁぁっ」
まるで悲鳴
毎回、やる度に上がるこの声が、実はオレの支配欲を満たしてるって彼は知ってるんだろうか
ひどくしてやりたくなる本命の、
それを手に入れた錯角に浸れるから、オレはリーダーのこの苦し気な顔が好きだ
「リーダー」
何度も何度も突き上げて、
彼が壊れる程に、犯した
やがて、オレも彼も限界に達する
二人して白濁を吐いて、苦笑した
ああ、不自然だけどこっちの方が感じる
女みたいに、雄のそれを受け入れるようにはできてないからこそ
組み敷き犯すことに、支配欲が満たされていく

ぐったりとして意識を落としたリーダーをソファに運んで、
さっきヒトミにしたみたいに 汗ではりついた前髪を梳いた
いい匂いもしないし、柔らかくもない
なのにこんなにもそそるのは何故だろう
規則正しい呼吸を繰り返す唇に、もう一度くちづけた
苦い煙草の味がした
でも、こんなにも愛しい


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