目眩 (主×桜)


君を眩しく思うよ
君をうらやましく思うよ
君を、疎ましく思うよ

酒が入ってたからだろうか
それとも、こんな静かな夜だからだろうか
記憶の鍵がゆるみだして、昔のことが懐かしく思える


「なぁ、リーダー
 これってリーダーが組んだブログラム?」
「ん?
 ああ、そうだよ、さっきね」
「・・・・・・・リーダーってやっぱすげーんだなぁ
 オレだったら一週間くらいかかるね、これ」
「そんなことないよ」
ふ、と
微笑して桜井はタバコの煙を吐き出した
画面をくいいるように見てキーボードを叩いている彼
その横顔を盗み見した、その目に小さく自嘲の色が浮かんでいる
「やっぱすげーよなぁ、リーダーってさ〜」
かなわねーや、と
頭をかいたアキラに桜井はまた微笑した
「そんなこと、ないよ」
素直な、
素直でまっすぐな彼
自分より秀でているものを認めるということ
自分より優れているものを、まっすぐ尊敬できるということ
自分にはできなくて、
だからこそ、こんなにも心に闇ができてしまったのに

「リーダーはすげーな、尊敬するよ」
「世の中には僕なんかよりすごい人がたくさんいるよ?」
例えば?
問われて ふ、と
ふ、とあの人の顔が浮かぶ
あの冷たい微笑が浮かんで、広がった
「・・・そうだね・・・・・」
「リーダーが尊敬してる人とかっているわけ?」
「・・・そうだね・・・・・・
 うん・・・・・いるよ、一人だけね」
「へぇ・・・・だれ?」
アキラが、手をとめてこちらを見ていた
「・・・・・いや、・・・・」
なんでもないよ、と
こぼれかかった名前を飲み込む
アルコールがまわっているんだろうか
だから彼の名なんか、口に出しそうになるのか

「誰だよ?」

冷たい声
ああ、怒らせてしまったかな
アキラはすぐに怒るから
ほんのちょっとでも、僕が余計なことを考えていたら不機嫌そうにするから
「・・・なんでもないよ、アキラ」
にこっと、笑ってみた
イラついたようなアキラの顔に甘いような柔らかいような痛みが胸に広がっていく
ありがとう
君は僕なんかを好きだと言ってくれて、僕なんかをずっとそうやって意識していてくれる
ありがとう、アキラ
でも僕は、君にはつり合わない人間なんだ
「リーダー、怒るよ?
 誰かって聞いてんの、答えな」
子供みたいな顔をして、乱暴に彼は僕の腕を取った
指先につままれた煙草がジジ、と音をたてた気がする
「アキラ、危ないよ・・・煙草が・・・・・」
言い終わる前に、指から弾くようにそれは奪われ、床に投げ出されて踏み付けられた
「アキラ〜誰が掃除するんだい?」
「はぐらかすなよ」
そのまま、
強く身体を引かれ、転がった煙草と同じく、冷たい床に引き倒された
「い・・・・っつつ・・・」
にぶい音がした
頭がぼんやりしてくる
これも酒のせいなんだろうか
こんな風にされたことが、昔 あったっけ

「リーダー」

乱暴に、いつものようにアキラが服をはいでいく
抵抗しない僕
力が入らないんだよ
そもそも、アキラに力で叶うはずもなく
さらされた肌に、まるで引っ掻き傷みたいなものを、いくつもいくつもつけられて
痛い口づけが、赤い痕を残す
ぼんやりと、思考する
ごめんね、アキラ
こんな僕を好きだなんて言わないで

服を全部脱がされて、身体中をその強い手でいじり回されて
本能のままに声を上げて、喘いで
そうしたら、アキラは身体の奥をひっかき回していた指を抜いた
「ん・・・・んぅっ」
圧迫感が消えて、一気に脱力する
ジンジンと、快感の高みに置かれた中心がうずいて
身をよじるようにすると、アキラは意地の悪い顔で笑った
「リーダー、」
腕を捕まれ、身体を無理矢理に起こされる
目の前にさらけ出されたアキラの、
欲情したものがつきつけられた
「御奉仕してくれよ、リーダー」
頭を掴まれるように押されて、
言われるままに手にとったそれを口元へ運んだ
熱くて、固い
ピチャ、と
舌の先で舐めると、そのまま頭を強く押し付けられた
「ん・・む・・・っ」
一気に咽の奥までくわえこまされて、
痛みに涙がにじんだ
苦しい
必死でそれを口に含んで、アキラの望むように舐めあげて
濡らして、
「リーダー・・・・いいね、上手いよ」
ぴく、と
肩を震わせたアキラに、一瞬ゾクっとした
あの不敵な目が見下ろしている
感じた一瞬後、ズルリと
口からそれが抜かれ、瞬間顔に熱いものがかかった

「あ・・・うっ」
ゾワゾワ、と
頬や口元をながれていくものの感覚に、どうしようもなく感じた
「あ・・・・・あぅ・・・」
足がガクガクして身体を支えていられない
「アキ・・・ラ・・・」
「リーダーは顔にかけられると感じるんだったよな」
意地の悪い声が降ってきた
そしてまた、その肩を捕まれ、押し倒されて寝かされた
萎えている足が高く持ち上げられ、広げられる
「今度はリーダーを気持ちよくさせてやんないとなぁ」
たぷり濡れて準備もオーケーだし、と
さっき指でさんざんいじられて、ヒクヒクとそれを待っていたかのような入り口に アキラのかたいものがあたった
「あ・・・・」
くぷ・・と、身体を沈めるようにして入れる
受け入れやすくなっているそこは、それでもその大きさに悲鳴を上げるかのようにきつくきつくからみつく
「リーダー、あんたには容赦しないよ」
その言葉は、こんな時にはっきりと耳に届き
それで無性に悲しくなった
ああ、ごめんよ
そんな風に、悲しい声でいわないでくれ

「アッアッ・・・・・あぁぁぁっ」
一気に、貫かれた
裂けるかと思う程の衝撃と痛みが腹の奥に響く
熱くて、どうにかなりそうだった
ああ、苦しい
苦しいよ、アキラ
君とこうしていることが、苦しくて仕方がない
「はっ・・・はっん・・・・・あぁぁっ」
本当に容赦なく、アキラはまるで揺さぶるように突き上げ何度も攻め上げた
グチグチと、嫌な音が響き、皮膚のぶつかる激しい音も耳についた
どうしようもない身体
ただ、アキラにされるがままになって揺さぶられ振り回され
こんなにもこんなにも、感じさせられて
「あっ・・あっあっ、アキラ・・・・・ッ」
「いけよ、さっさと」
「あ・・・ひぁっっ・・・・・ぁぁぁああああっ」
激しい痛みに似た感覚に、
熱いものが解放された
一呼吸後に、アキラも同じように果てた

漂うコーヒーの香りの中、僕は目覚める
ああ、ここはいつものアジトのソファ
アキラはさっきと同じように コーヒー片手にマシンの画面に向かっている
「アキラ・・・・」
声をかけると、彼が振り返った
「起きた? 大丈夫か?」
悪びれもせず笑った顔に、僕は苦笑いだけを返した
君に抱かれた後は、無性に許されたようなそんな気分になるんだ
君に何もしてあげられない僕が、唯一許される瞬間だと感じるんだ
君が、僕をあんな風にメチャクチャにした後は

「このプログラムさぁ・・・ここどーやったらいいの?」
「こないだ教えただろ、一旦戻してから・・・」
身体を起こそうとして、走っていった痛みに息が止まりそうになった
君の残す痛みは、それでも心地いい
「あはは、無理すんなよ」
「・・・誰のせいだい」
もう一度ソファに横になって、それから目を閉じた
痛みがいい
君には何もあげられないから、せめて
甘くなくていい
ひどいことだけでいい
君は、僕を好きにして
そして、それで少しでも笑っていてくれるんならそれでいい

「アキラ・・・ちょっとだけ眠ってもいいかい?」
「いいよ」

優しい声に、また痛くなって目を閉じた
アキラ、君は早くここから出ていった方がいい
僕にはもう、何も残っていないんだから


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