昼寝


最近、忙しい
だから余計に思うことがある
あの人は、今迄ずっとこういうことを平気な顔をしてやっていて、
むしろ楽しんで毎日を過ごしていて
あの人の代わりなど、僕にはできなくて
一つ仕事を終えるたびに、くたくたになって、痛感する

ああ、あの人って本当にすごいんだなぁ、なんて

「黒崎くん? 寝ちゃったのかい?」

ゆさゆさと、身体が揺すられた
ああ、うるさい
誰だろう
眠いのに
もう2日も徹夜して、
今やっと仮眠の時間が取れたところなのに

「こんなとこで寝ちゃダメだよ、黒崎くーんっ」

激しく、ゆすられて
黒崎は観念して目を開けた
「・・・・何なんですか、課長〜・・・・・・」
「黒崎くん、だめだよ、こんなとこで寝ちゃ〜」
「いいんですよ、すぐに起きるんですから」
「寝るならちゃんとベットで寝なよ」
「ここでいいです、寝かせてください」
だーめ、と
いつもの大変にこやかな笑みをたたえ、笑った内海に黒崎は溜め息をついた
「僕がどこで寝ようと勝手でしょう?」
「こんなとこじゃ疲れとれないでしょ」
「・・・・・まぁ、そうですけどね」
つっぷしていたデスクから身体を起こし、黒崎はコキ、と首を鳴らした
「ベッドで寝る程の時間がないんですよ」
「どうしてさ?
 身体に悪いよ? そーゆうのは」
「・・・・課長代理をやってるせいですよ」
あなたの、せいです と
黒崎は苦々しく言って立ち上がった
「そんなに大変?」
「大変ですよ、あなた程有能じゃないんで」
「マジメにやってるから大変なんだよ」
「・・・・・そうかもしれませんがね」
ノホホン、と
楽しそうにコーヒーの入ったマグカップを運んできた内海に、
黒崎は小さく溜め息をついた
マジメにやっているから大変なんだよ、と言うけれど
「凡人に、あなたのマネはできませんよ」
つぶやいて、それからにこっと笑ってカップを差し出した内海の その腕を掴んだ
「え?」
「課長、黒崎は疲れました」
「え? 何だい? 急に、コーヒーこぼれちゃうよ?」
「ベッドに行きますからつきあってください」
「えぇ?」

彼がわざわざ入れてくれたコーヒーのカップを机の上に置き、
それから黒崎は 内海の腕をひっぱって隣の寝室へ向かった
「ちょっと、黒崎くーんっ」
「ベッドに行けって言ったのは課長でしょう?」
「そうだけどね? なんで僕まで・・・・」
これからバドと遊ぶ約束があるんだよ、と
困ったような、それでいてどこか余裕のある声で言う内海に、黒崎は少しだけ笑った
「バドなら適当に時間を潰して待ってますよ」
ポス、と
強くその腕を引いて、ペットへと放したら
内海はふらふらとそのままベッドに倒れ込んだ
「わぶっ」
ずれた眼鏡を直しながら、彼特有の笑みをたたえたまま
「危ないなぁ・・・」
なんて、呟いている
起き上がってきたのを、その肩を押さえ込んでもう一度ベッドに押し倒した
「黒崎くん〜? 君、疲れてるんじゃなかったの?」
冗談めかしく言うのを止めるよう、
深くくちづけると、彼はぴく、と反応した
「ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」
舌を侵入させて、中をかき回すようにして
何度も角度を変えて、そのたびに深く深く口付けると
やがて苦しいのか 彼なりの力いっぱいに腕が抵抗を示した
それを片手で押さえ付け、もう一度だけ口付けて
それからようやく解放してやると、銀糸をひいた口許から熱い息がもれた
内海の頬が紅潮している
顔はまだ、笑っているけれど
「もぉ・・・・しょうがないなぁ、黒崎くんは」
「こーゆうことをすると疲れが取れるんですよ」
そのまま、彼のシャツのボタンをはずし、肌に口づけを繰り返しながら
手で彼の身体をなぞり上げていく
中心に触れると、ようやく内海が顔をしかめた
「・・・ちょっとまって・・・・黒崎くん」
やっぱりふつうに寝た方がいいよ、と
笑った彼のものを、無言でしごきあげる
「んぅっ」
びくっ、と
背を反らせて その咽から声を上げた
また熱い息がもれる
「今さらですよ、課長」
「だって・・・・・君・・・・・・こんな・・・・」
趣味悪いよ、と
喘ぎながらの言葉に、黒崎は少しだけ笑った
「悪くないですよ、別に」

長いこと愛撫を繰り返して
充分に高められた身体に、黒崎はそ、と自分のものをあてがった
今や荒く息を上げ、身体中に赤い華を散らしている内海は、
力なく ただ黒崎にされるがままになっている
両足を持ち上げて、その濡れた場所にゆっくりと腰を進めた
「あ・・・・・・・・・あぅ・・」
その声を聞いていると、このままめちゃめちゃにしてしまいたくなる
その衝動を抑え、傷つけないようにゆっくりと
黒崎は内海の中へと侵入し、
内側からからみつくように締めつける内海のその体温を感じた
気持ちいい
内海の、苦痛に似た表情を見下ろすのも
こうやって、身体の奥まで自分というもので満たしてしまうのも
「あ・・・・くろさきく・・・・・・・っ」
苦しい、と
喘ぐ声を聞くのも
「もうちょっと我慢してくださいね、課長・・・・・・・・」
一番奥まで辿り着いて、そのまま中をかき回すように腰を動かした
何度も何度も突き上げて
そのたびに、苦し気に声を上げる内海に満足し
やがて黒崎は高め上げた内海の解放をその手で誘い
自分もそのまま彼の中で白濁を吐いた
心地いい声が、内海の咽から上がった

いつのまにか、黒崎は眠っていた
「もぉ・・・・ほんっとしょうがないなぁ・・・」
上着を羽織リながら、内海が溜め息をつき そうしてすやすやと眠っている黒崎を見下ろす
ふらふらしながらも、彼は携帯を取りにゆき
番号を押すとツーコールで出た相手に告げた
「今日はもう疲れたから家で昼寝でもするよ」
そして、激怒する相手に一言付け加えた
「文句なら黒崎君に言ってよ
 彼がぜーんぶ悪いんだから」
そして、ピッと電話を切って
そのままベッドに倒れ込んだ
「あーもぉ・・・」
目の前で眠っている憎っくき相手の頬をツン、とつついた
「まったく、しょーがないね、君は」
そして、彼もまた目を閉じた
二人して、昼寝
時間はゆっくりと過ぎていく


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