闇夜
ライト×リューク

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その夜は、いつもよりライトの機嫌が悪かった
何故って昼間、あの女に危ういところまでもっていかれそうになったから

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「ライト、雪が降ってるぞ」
「そりゃ降るだろうね、冬だから」
「向こう側の空が明るいぞ
 赤いぞ、赤い」
「ああ、そう」
「見ろよライト
 ホラホラ、今光った」
「あのね、リューク
 ちょっと静かにしてくれるかな、僕は今、考え事してるんだよ」
「お・・・・・?」
不機嫌そうなライトの声に、死神はぴた、と話すのをやめた
そうして一時おとなしく、窓の外へと目を戻す
(ライト、いらいらしてるな)
人間は感情が豊かで面白い、と
窓に貼りついて、遠く 赤く光る空を見た
死神の目は特別だから、景色は時々不思議な色をする
深夜から雪の降り始めたこの地区の空は今 燃えるように真っ赤で綺麗だった
リュークは赤い色が好きだ
リンゴだって赤い方が美味しい
何か身体の底がぞくぞくするような色
炎や血を思わせるこの色は、ライトの中にも見える
リュークには、出会った時から見えた
ライトの眼差しの中にある、赤い焔

「あっ、ライトっ
 見ろ、見ろ、今度は青いっ」
空がだんだんと色を変えて、強く吹いていた風が緩やかに変わった
吹雪くように降っていた雪はしんしんと、
音を無くして落ちてくる
「見ろってば、ライトっ」
綺麗だぞ、と
興奮ぎみに手をぱたぱたと振ったリュークは その瞬間その腕を掴まれ強く引かれた
「うおおっ?」
普段から ふよふよと浮いているものだから こういうふいの時には力が入らない
そのかかった力のままに身体が宙を移動する
「わわっ」
ポスン
そしてそのまま、ベッドへと着地
ふわふわしてて気持ちいいライトのベッド
この部屋では窓際の次に リュークのお気に入りの場所
「うるさいって言わなかったか?
 だいたい僕は死神じゃないんだ
 空が赤や青には見えないんだよ」
とす、と
側に怒ったような顔をしてライトが座り リュークはベッドへ仰向けにふよふよ浮いたままの体勢で
ライトを見上げた
(怒ってる?)
クク、と
勝手に笑みが漏れる
いつも冷静なライトがこういう風なのは珍しい
よほど、昼間の女が気に入らなかったのか
「リューク、何がおかしい?」
「別に」
ふよふよ
また笑みがこぼれた
リュークにとってライトを観察することが今の一番の楽しみ
彼のような人間を見ているのは楽しくて仕方がない
デスノートなんてものを使ってなお、正気を保っているなんて
あれやこれやと、考えて書いて考えて書いて
「お前がそういう顔しかできないのはわかってるんだけど
 今夜は無性に腹が立つな・・・」
「ん?」
ふよふよ
また少し身体が揺れたのと、その浮力がゼロになったのはほぼ同時だった
「ぐっ」
後頭部に、枕があたって跳ねた
首のすぐ下をライトの手が押さえ付けている
「今日は機嫌が悪いんだ、リューク」
悪いけど、と
言ったライトの向こう 空の色が今度は紫に変わっていくのが見えた
まるで人間の心みたいに、
目の前のライトの心みたいに 色々に変わる
綺麗だと思った

そんなに暇ならいい遊びを教えてあげるよ、と
ライトが言うままに リュークは全身の装備を外した
ベッドの下に投げ出されたそれと、服を脱いでもいつも通りのマヌケ面のリュークの顔を交互に見比べ
今度はライトが笑みをもらした
「何かおかしいか?」
「いや、死神の裸っていうのははじめてみるから」
「・・・?
 人間と同じだぞ」
「そうみたいだね」
影と融合したみたいな身体
闇を抱えたような存在
それが死神
服をきている時には感じないけれど、今はよくわかる
彼は死神で、この世のものじゃない
こんな奥深い闇は見たことがない
「リューク、死神は痛みや苦痛を感じるのか?」
「ん? あんまり」
「感じる機能がないのか?」
「いや、痛みや苦痛なんか死神に与えるやつがいない」
「ふぅん、じゃあ与えてやれば感じるんだな」
「・・・多分」
きらり、と
ライトの目が冷たく光ったのを見て リュークはわずかに声のトーンを落とした
昼間 あの女を殺した時の目だ
奥にあの、リュークの好きな焔の色が見える
「退屈だろう?
 俺の考えごとの邪魔をし続けてくれるくらいだから」
「う・・・?」
ふわ、と身体が浮いた
今度はうつぶせに、ベッドにおしつけられる
「ライト? 何の遊びなんだ?」
「人間の遊びだよ、一番の退屈しのぎさ」
リュークも覚えるといい、と
瞬間、さらけだされた秘部に妙の圧迫がかかった

「うっ・・・わっ」

最初驚いて、飛び上がるように身体を起こしたら 上から頭を押さえ付けられた
ぼふっ、と
顔面にまくらがあたるのと、再びそこに圧迫を感じたのは同時
「うううっ」
じたじた、と
頭を振って押さえ付ける手を外そうとしたら、上から涼しい声が降ってきた
「リューク、遊びを教えてあげてるんだから暴れるなよ」
クス、と
特有の、意地悪気な笑みも降ってくる
遊び? これが?
人間はこんな風に遊んで何が楽しいのか

ぐ、と
リュークの乾いた入り口に 何の前触れも準備もなく指をつっこんだライトは 空いた手でリュークの頭を
押さえ付けながら微笑した
「死神には指なんかじゃ物足りないだろうけど、まぁ・・・」
そのまま、ぐりぐりと中を擦りあげるようにするたび、くぐもった声が上がる
相変わらずジタジタともがきながら リュークはまくらから脱出して必死に顔をこちらへ向けた
「ラ・・・ライトっ」
ギブアップとでもいいたいのか、口をぱくぱくさせているのが滑稽で
ライトはリュークの中をかきまわしている指をさらに奥へとねじこんだ
「ぐっ」
苦し気な顔
そういえばリュークのこういう顔ははじめて見るな、と
いつも得体の知れない笑みを浮かべているのを思い出し 何か妙に満足したような気持ちが広がった
死神という存在
闇を抱く身体
まるで自分の内面を見てるようだとひとりごち、苦笑する
「リューク、死神はこういう遊びはしないのか?」
「ぅぅぅうっ」
ぶんぶん、と
ぎゅっと目をとじ、顔を横に振るのが見えた
可哀想に
じゃあ今からやろうとしていることは、相当つらいだろうなぁ、と
思いつつ、何故か笑みが浮かぶのをどうしようもない
今日は本当に機嫌が悪くて
このイライラを、誰かにぶつけてしまいたくて仕方がないから

「本当はいかがわしい玩具があったらいいんだけどね
 生憎 僕はそんなもの持ってないから」
やりたくなったら女とやればいいんだし、と
ひとりごちて、ベッドから離れたライトを リュークはおそるおそる目をあけて視線で追った
さっきから弄られかきまわされて、下半身がしびれてどうしようもない
圧迫と同時にあった痛みは、次第に妙な快感に似たものに変わった
身体が震える程の 正体不明のうずき
今はベッドに押し付けられた身体の中心に熱が集まり出して、どうしようもなくそこにある
「ライト・・・?」
「ああ、ちょっと待ってて」
さっきまでデスノートを広げて何やら考え事をしていた机
そこまで戻って ライトは手にコーラの瓶を持ってきた
「いいものがあったよ、リューク
 これならリュークの身体のサイズに合うだろ?」
「・・・?」
近所にできたの駄菓子屋で買ったんだと妹がはしゃいでいた 今は珍しい瓶のコーラ
特に好きなわけでもないけれど、わざわざ部屋まで持ってこられたから受け取った
中身が全部入ったまま、今はライトの手に握られている
「腰を上げて、リューク」
「う・・・」
そんなことをしたら、昂っているものを見られてしまう、と
一瞬躊躇したリュークの尻が 瞬間ぱしっと鳴った
「いつっ」
「言うとおりにする」
「う・・・」
もう一度ぱしっ、と叩かれて
リュークはしぶしぶ腰をほんの少し浮かせた
「なんだ、随分良さそうじゃないか」
身体の下にかくれていた昂ったものは 震えるようにそそり立っている
「うううう」
死神にも羞恥があるのか、もっと別のものなのか リュークはもう下を向いたままこちらを見ていない
ただ意味をなさないうめき声を上げて 身体を震わせている
「良かったじゃないか、リューク
 痛みや苦痛だけじゃなくて、快感まで感じられて」
嬉しいだろ? と
その声は妙に冷たく響いた
瞬間、夜の冷気で冷えたものが、先程までライトの指でかきまわされていた入り口にぴた、とあたった
「うわ・・・っ」
ぴくっ、と
一層高く リュークの腰が浮いた
冷たい瓶が、中へと侵入してくる感触に 身が凍るようですくむようで
「でもまぁ、この遊びは快感だけをもらえるわけじゃあないけどね」
降ってくる、落ち着いたライトの声と
身を凍らせるような冷たさ、そして

「い・・・・っ、いぎぎぎっ」

みし、と
肉を裂くようにして無理にねじ込まれてゆくその太い異物に さっきまで熱でほてっていた身体も意識も
一気に冷めた
「いいい、いたいっ」
叫ぶ声が まず上がった
「そりゃ痛いだろうね」
瓶の先は細くても、段々太くなっていくから
人間なら、こんなもの入れられたら壊れてしまうようなサイズだから
「あぅっ、いたいっ、いたいっ」
それでも手を緩めないライトに、リュークはいやいやと頭を振った
みしみし、と
力まかせに押し込んだ瓶は、半分ほどリュークの身体に埋まっている
「ひぎ・・・・っ」
ぐり、
ねじ込むたび、悲痛な声が上がり その声にライトは妙な快感を覚えた
いつもヘラヘラ笑っている死神のこういう顔
イライラした気分が晴れる程 ライトの暗い意識をみたしていく
「ひぎっ、ぎぃっ」
じたじた、と
頭だけが上を向いたり横を向いたりしながら リュークは何度も口を開閉させた
痛みで頭がおかしくなりそうだ
こんな痛みは感じたことがない
これが遊び?
これが暇つぶし?
気が狂いそうで、もうどうしようもない
痛くてまともに声も出ない
「ラ・・・・らい・・・っ、ライト・・・っ」
ひーひー、と
喘ぐ呼吸の下、必死に言葉にしたリュークはがくがくとふるえながら涙をこぼした
痛くて痛くて、おかしくなる
頭がガンガンする
「らい・・・とっ、あぐぅ・・・・・・・・っ」
「ふぅん、死神でも泣くんだ」
珍しいもの見たよ、と
その声は、さっきのよりは少し優しかった気がした
瞬間、この痛みの中萎えていたものがライトの手に取られ その手の中でもみしだかれた
「!!」
ぴくん、と背がそる
一瞬、頭の芯がビリリ、とした
痛みと 手に弄ばれるものの感じる昂揚
同時に身体中に感じ、どうしようもないくらいに意識が真っ白になった
わけがわからない
わからないのに身体だけは、勝手に反応する
息が上がる、身体中が熱を持ち出し朦朧とする
朦朧とする

「ひ・・・っ、ひ、ひぁ・・・っ」

突然に、リュークの熱は解放された
ひどく乱暴に瓶をねじ込まれ、手に昂ったものを弄ばれ
わけのわからないうちの、解放だった
どっと、浮いていた腰がベッドへと落ちる
涙の滲んだ目で見遣ったら、ライトが瓶を引き抜いたのが見えた
それを最後に意識が途切れる

窓の外はしんしんと降る雪
「赤ねぇ・・・? この空が死神にはそんな色に見えるわけだ」
眺めるライトの目には、空は黒
今夜は闇夜
退屈してここまでやってきた死神は、新しい遊びを教えられ今はそこに堕ちている
「退屈か、
 おまえが来てから僕は退屈なんかしてないけど」
わずかに微笑し ライトは部屋の灯りを消した
ほんの一瞬だけ、窓の外が明るくなる
「・・・?」
今、赤色に光ったか
視線の先は、やはり闇
もう一度、ライトは微笑した
今夜は闇夜、まるで自分の心みたいな


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