延麒六太

キャラの中で一番好きなのが彼。
サイト名の「艶」も彼のこと(笑)
色気むんむんの寂しがり勝ち気少年。たまりませんな。たまりません。もちろん尚隆のことが大好きです。愛しちゃってます。大人な尚隆に振り回されてしまってる受け子ちゃんですたい(笑)

延王尚隆

六太の虜となっておるエロ親父。大人ゆえ(王ゆえ?)に安心しまくってるので遊びまくりの罪な人。そしてやきもちをやいてもらって喜んでいる憎めない人。来るもの拒まず去るもの追わずの雑食主義(笑) でも好物はもちろん一人占めです。六太に触る奴は成敗いたす!!!


出会い/ 六太

「王なんていらない」って、ずっとそう思っていた。雁国は名君を求めている。天意は麒麟に降りるんだという。だったらオレの意志はどこへゆく? オレの想いは消えてしまうか。誰が王なのか、どこにいるのか。何もわからないのにどうやって選べばいいんだ。国の行く末を左右するのに。民を殺し雁を滅ぼす王かもしれないのに。

「王なんていらない」そう言って逃げ出した。雁国中探しても見つからなかった王。雁国の王はいないんだと安堵したその裏で とても悲しかった。オレには王がいない。

どこへ行っても何か違うと感じた。ここじゃない。そうつぶやいて ただ歩いた。何を探しているんだろう、どこへ行きたいんだろう。わからないままこんなにも遠くまで来てしまった。疲れ果てて眠ったから、目が覚めて誰かがそこにいたらいいのにって願ってしまった。王がそこにいたらいいのに・・・。

最初に感じたのは光。強すぎる輝き。もぅずっと遠くからそれに魅かれて歩いてたんだと知った。身体の奥からわけのわからない熱い痛みがあふれてきた。これが喜びという感情? オレは初めて幸せを知った。痛みの伴うその感情。これが女仙達の言っていた「麒麟の幸せ」なのか。

切実に王を求めていたんだと知った。ただ嬉しかったから それが哀しかった。こいつは王なんだと、そう思ったら不安があふれた。雁を滅ぼす王。それを直感した。名君を望む民。探していたのはそういう王。雁に希望を取り戻してくれる者。この男がそれなわけがない。この男からは破滅の匂いがするのに!!

天意がわからない。どれが天意でどれが自分の想いなのか、それさえも最初からわからなかった。痛みだけが響いてる。切実に こいつが欲しいと思った。何にそんなに魅かれるのか。何がこんなにも必死にさせるのか。破王でも愚王でも オレはこいつの側にいたい!!

天帝、あなたの意志がわかりません。名君を望む雁のために あいつだけは選んではいけないと解かっているのに。解るのに!! どうして麒麟のオレがこんなにもあいつに魅かれるんですか!!?

必死だった。その時にはもぅ ただ失いたくないと手をのばした。赤い血、青ざめた顔。どうかこいつを救ってください。こいつだけは失くしたくない。オレはこいつが欲しいんだと知った。

「忠誠を誓うと誓約する」そう言って安堵したのは嘘じゃない。お前の側を離れないと誓う。こんな王 放っておけない。目を放したら何をするかわからない。国が滅ぶ前にオレが止めなくては。それは、言い訳。ただ側にいたかったから。失うかもしれないと思ったら もぅ何も考えられなくなってしまった。天意とか民意とかではなく、ただオレの望みだから、オレが欲しいと思ったから選んだんだ。ここまで歩いてきてしまう程に こいつを切実に求めていたから。

出会い/ 尚隆

ある日突然 目の前に現れた子供。ぐったりしていたから死んでいるのかと思って抱上げた。伝わる体温。そのあたたかさが意外だった。年齢に似合わない哀し気な顔が気になって連れて帰った。この子供はこんなところに何をしに来たのだろう。こんな所に・・・・・。

「お前 誰だ」泣きそうな顔をしてそう言った子供。寂し気で甘え方を知らない哀れな子供だと思った。大人っぽいことを言ったかと思えば子供の目で痛みをこらえている。いつも震えているその弱さに ただ目が離せなくなった。一体何に怯えている? 何を迷っている?

子供はいつしかオレについてまわるようになった。人の痛みや性を語る目はまるで隠者のようで、かと思えば今にも泣き出しそうにこちらを見ている。その表情の変化にオレは戸惑うことも多かった。子供とは皆 こんなにも不安定な生き物なのか・・・? こんなにも弱々しいものなのだろうか? 寒さに震える手足が目に痛い。何にそんなにも傷ついているのか。

生まれた時から人々の期待を受け、王となるべく教育を受け、だが国を手に入れた時にはもう守るべきもの達は何もなかった。 守れなかった者達、行き場のない想い。これからオレは何のために生きてゆけばいいのだろう。せめてこの戦で国とともに滅びたかった・・・。

「国が欲しいか?」 幼い目は何か痛みをこらえた色を浮かべ悲痛にオレを見つめていた。「国が欲しいか?」全てを失いなお生きているオレに残ったのは この妙な子供だけだった。「欲しい」守るものさえなく、ただ王だけが生きている滑稽さ。何もできなかったから、ただそれだけが痛い。「お前が望むなら・・・・」泣き出しそうな顔で言った子供に思わず手を差し出しそうになった。弱々しい子供。何かを背負いその重みにつぶされそうになっている。オレにはそう見えた。「オレが必要か?」つぶやきに 微かにうなずいたように見えた。ああ、と直感があった。この子供はオレを求めてる。まだオレには生きる意味があるかもしれない。

「お前に一国をやる」それが誓約だと、子供は言った。身体の体温が一気に上がるのを感じて 急に視界が澄んだのに驚いた。子供の額が触れたつま先から何かが入ってくる。痛み?不安? そして喜びに似た感情。これはこの、幼い子供の想いなのか。

雁国/ 六太

雁は相変わらず荒れ果てていた。吹く風はまだ冷たい。死の臭いがする。「・・・感想は?」泣きそうなのをこらえて言ったら 奴は笑った。「まかせろ」こんなのを目のあたりにしてそう言える強さ。魅かれて仕方がないから選んでしまった。もぅ天意とか民意とかは関係なく、ただこいつの側がよかったから。どこよりも暖かかったから連れてきてしまったんだ。「まかせろ」そう言って頭に置いた手に とてもとても安心してしまったから。

雁国/ 尚隆

不思議な子供のよこしたのは荒れ果てた荒野ばかりが広がる国だった。そこに吹く風は子供の髪を金色に変えた。希望の色、それに導かれたオレ。失ったものを再び手に入れ生きることを許されたから、ここで生きてゆこうと思った。「まかせておけ」そう言ったら震える声で子供は言った。「たのむ・・・」それがただ一つの救い。まだオレを必要としている者がいる。だからオレは生きていける。この不安に押しつぶされそうな子供を、守るために生きていける。

想い/ 六太

それは最初から不公平なんだと思う。だってあいつは別に麒麟がいなくたって生きていけるんだから。そしてオレはどうあがいたってあいつなしじゃ生きていけないんだから。想いはあの日から増すばかりで、それどころか全てが支配されていく。魅かれてしまったことが悔しくて、届いているのかわからない想いにはがみする。真直ぐに前を向いていられる強さは隣にいるオレなんかいらないんじやないかと不安になる。時々 必死でその背中に手をのばす。王の手はオレだけの為にあるんじゃないってことも、あいつがオレだけのものじゃないってことも知ってる。そして、それでもオレは あいつだけのためにここにいるんだってことも・・・。

麒麟は 王の孤独をなぐさめるために存在するのだという。その長い生をともに歩き、痛みも苦しみも そして喜びもともにして、死ぬまで一緒にすごすんだという。天に定められた運命を歩む王に与えられた祝福、それがオレ達麒麟なんだって。いつになってもオレの全ては奴の手の中。生死さえも、自由にはならないから。

たった一人、全てをあきらめたオレが欲しいと思った人。切実に求めた人。たとえ同じだけ想われなくても、その想いは変わらないし出会えたことを後悔はしない。お前の側だけが唯一安心して眠れるから、そこだけがオレの還る場所だと思っているから。だからどうか ずっと側にいることを許してほしい。あの時の誓約を忘れないでほしい。オレはお前が一番だから。

想い/ 尚隆

いつも強がってばかりで そのくせ泣き出しそうな目をした子供は 何年たっても癒された目をしない。これだけ近くにいてもまだ不安が残るのか、こんなにも側にいるのに。麒麟という哀れな獣は愛がなくては生きてゆけないのだという。その身体は王に捧げ、意志も自分のものではないのだという。それでも必死に想いを告げる。まだ震えるその子供の痛みを オレはいつになったら癒してやれるんだろう。

国や運命の重さなんて何でもないことだと言える。オレはオレを切実に必要としているあの子供が側にいるだけでやっていける。痛みを抱え続ける子供が安心して眠れる場所、あの子供が居心地いいと笑っていられる場所。それを作れるまでオレはここに立っていよう。王座の重みも人々の期待も痛くはない。全てはあの金の髪の子供のために、あいつを痛みから守れるならオレは何だってしよう。何だってできる、そのためにオレは生きている。

滅び/ 六太

今までにたくさんの国が滅んだのを見た。倒れた王、失道した麒麟。痛ましいその姿にいつも目をそむけて、でもいつかはやってくるであろうその日に怯えた。雁国はいつか必ず滅びを迎える。オレはいつか必ず王を失う。あいつを、失う。永遠などないことを知っているから。

例えば倒れた王とともに死んでいった麒麟をうらやましく思う。この身も血も想いも全て王に捧げたから、だからもぅ他の王などに捧げるものは何も残っていない。あいつだけに誓った忠誠は国が滅んだからといって消えたりはしないから。だからどうか、どうか。その時が来たらオレも一緒に連れていってほしい。滅びへと向かう雁とともに、倒れるお前とともにオレも死んでゆきたい。

オレは知っている。お前がけしてオレを連れていってくれはしないということを。雁を滅ぼすかもしれない滅王。そう予感したのは あまりにもオレがお前に魅かれてしまったからだ。お前は名君なんだろう。そしてできそこないはオレの方なんだ。尚隆、オレはお前以外の王にはけして魅かれはしない。そしてお前が倒れた後 残されたオレはきっと王を選べない。新しい王にお前のように魅かれはしない。そして、国は滅ぶだろう。オレはお前以外の王に祝福を与えることなどできはしない。お前が倒れた時、雁は滅ぶ。お前がオレを連れていかないなら・・・。

「その時は 新しい王を選べばいい」笑って言うお前が憎いと思う。想いはあまりにも違いすぎて遠く離れすぎている。けして側を離れないと誓ったのに、それをさせてくれないのは何故? 二人の王に仕えることなどできない。オレはお前しかいらない。

たった一つの願いは、どうか雁よ、少しでも長く。ここに一人残されるなら あの時と何も変わりはしない。冷たい草の上 膝を抱えて座っていたあの時と一体何が違うというのか。

天よ、ここにもう一度誓う。たとえその時が来てもけして泣きはしない。あいつがいらないと言うまでオレはあいつの側にいる。全てをまかせると言ったから あいつの全てをオレはここで見ている。そして、全部を見届ける。

道を外すのが先なのか、天意を失うのが先なのか。なぜ王が倒れるのか そんなことわからない。ただわかってるのは 永遠などないということ。そして それでもオレは後悔はしない。今やっとこう思える。あいつの麒麟でよかった。尚隆を見つけることができて、よかった。


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