長い夜 (弁慶×九郎)


辛くはないでしょう? と
わらった顔は、まるで今日の天気の話でもしてるみたいに穏やかだった
優し気で、深い色の眼
笑みの形を作った唇は、落ち着いた声で言葉を吐き出す

「薬がきれるまで、何度でもいってください」

くす、と
独特の笑みを漏らし、弁慶は九郎の側にひざまづいた
その指が頬に触れ、首筋へと降りていき、
戦で傷ついた胸のあたりを撫でてゆく
「い・・・いやだ、そこ・・・っ」
そのたびに、背を反らし顔を背け
九郎は息を上げる
濡れた声を上げる
もう何度、涼し気なこの男の目の前で 醜態をさらしているのか
自分だけが衣服を乱し
自分だけが声を上げて頬を染めて
自分だけが白濁に汚れて

「僕の言うことを聞かなかったのは誰です?
 それで怪我をして帰ってくる
 僕が怒らないとでも、思ったんですか?」
君にはきつくわからせてあげないといけないようですね、と
そう言った眼は、冷たい色をたたえていた
消耗が激しかった今日の戦
一旦退却しろという弁慶の指示を無視して、あと一歩だと敵の中へ突っ込んでいった九郎は
結果勝ちの流れを源氏に引き寄せた
だが戻った時には肩から胸のあたりに傷を受けていて
着物を血で汚した九郎を、苛ついたような顔をして迎えた弁慶は 傷の手当ての後、九郎をこの部屋まで連れて来た
誰も来ない、奥の部屋
時々、二人がこういったことに使う部屋

「も・・・、いやだ、弁慶・・・っ」
「君の都合は聞いていませんよ
 僕は罰を与えているんですから」

弁慶の手は肌の上をすべり、もう幾度もいかされた九郎の中心へと到達する
「や・・・っ」
やんわりと握りこまれ、慣れた手付きで扱われて
それは、部屋に淫らな音を響かせながら質量を増す
彼に飲まされた薬のせいだとわかっていながら
だが、それで延々感じつづける自分に、気がおかしくなりそうで
ひとりだけ、こんな風に勃つのも濡れるのもいくのも、
羞恥に狂いそうになる
「いやだ、いや・・・っ、」
弁慶は涼し気な顔で、
口元に微笑さえ浮かべて
見下ろしている、この乱れた姿を
一人、精液にまみれている自分を

「ふ・・・う、は・・・・・・っ」
ぐちゅ、と
嫌な音のあと、圧迫感に九郎は腰を浮かせた
ぞくぞくと、
彼に慣らされた身体は、意志とは関係なく反応する
柔らかな微笑
いつものようにきちんと着こなされた衣服
彼は九郎の側にただひざまづいて、その指で弄ぶだけ
熱の上がった身体中を撫で上げて
感覚さえ麻痺しそうになるほど繰り返しいかされたものを指で擦り上げ
欲しいものをもらえず、だが薬のせいで濡れしたたる秘部を意地悪く焦らしながら攻めていく
顔色ひとつ変えずに、その行為を罰だといって行う
九郎の羞恥心を、高める言葉を吐きながら
涼し気な顔で、一人乱れ 声を上げる九郎を見下ろしている

「弁慶・・・っ、も、いやだ・・・っ」
「こんなもので許してもらえると思っているんですか?」
「あ・・・っ、ぅ・・・・・・・・っ」

指で内側をかきまわされる感覚に、腰が震える
内股に、ぬるりとした冷たいものが流れていく
視界は涙でにじんで
苦痛に似たものが込み上げてくる
こんなのは嫌だと 声にならない声で懇願する
こんな風に、見られて、自分だけが果てて、それでも許されず
何度も何度も、この男の指だけでいくのは
一人だけ、気が狂ったように感じているのは

「いやだ・・・、ゆるして・・・っ」

あえぐような声
ひきつったみたいに咽が鳴ったのに、涙がこぼれた
視線の先、弁慶がわらう
「許しませんよ、まだ」
ぐらぐらする、意識が飛びそうな程に
知り尽くされている身体は、彼の思うように反応し
薬で萎えることなく攻めに応える
いつまでもいつまでも耳の奥に響いていく淫らな音に、ただもう必死になる
許してと繰り返す
彼の与える罰は、いつかこの身を壊すと感じる

「許して・・・、弁慶・・・・・っ」

がくがく、と
背を反らせて、爪で床をひっかいて、
もぅ幾度目かの果てに、九郎はようやく意識を落とした
閉じるまぶたから、つめたい涙が頬に伝うのを感じて
気を失ってなお、全身を痺れさせる苦痛に身を浸しながら
熱が引いていくのを意識の外に感じていく
長い夜がようやく終わる


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