スリザリンで、一番の実力者といえば誰もがルシウス・マルフォイと答える
6年の彼は、寮監生で、家柄もエリートで、実力も文句なしにナンバーワンだった
彼は月に1度、新月の夜に寮の空き部屋で会合を開く
勉強会と称されたそれは、彼に選ばれた者だけが参加できる秘密の集会だった

「新月の夜、闇の魔術は最高の効果を発揮する」

寮の実力者で、崇拝者の多いルシウスがそうだったからかもしれないが、スリザリン生の中には闇の魔術に興味を持つ者が多かった
「あれは大きな力となる」
初歩の闇の魔術の本が、ルシウスの所持している分だけで20册を越える
それを全て寮の者達に貸し出し、
あげくその秘密の会合では、ルシウス自らが闇の魔術について教えてくれるという
そんな環境で、
セブルス・スネイプも例外なく、闇の魔術に興味を持っていた

「自らの精神力と魔法力で、どんなことでもできる
 教科書に載っている魔法で、モンスターから身を守れるか?」

ルシウスは、その魔術で真っ白い蛇を捕らえ洗脳し側に置いている
森の魔の動物を、まるで可愛いペットのように扱う様子に 生徒達は恐れと、憧れを同時に抱き 彼の使う、闇の魔術に興味を持つのだ
そうして闇に魅かれていく

「授業で何を教えてくれる?
 襲われた時、相手に勝つのに必要なのがこの魔法だ」

呪いの言葉と、独特の集中法
それから、杖だって細工する
何度も呪文を唱えて、イメージを心の中で膨らませ、
そうやって少しずつ試すのだ
闇の魔術の、呪いの効果を

「セブルス、今夜は来るのか?」
「あ・・・・・はい」
塔を出たところでルシウスに声をかけられ、セブルスは慌てて答えた
セブルスがルシウスの集会に呼ばれるようになってから3ヶ月が経つ
はじめは興味と憧れだけだったものが、はじめて本物の魔法を目のあたりにし、ルシウスの話を聞いているうちに、今は本気でその魔術を身につけたいと思うようになっている
セブルスは、力が欲しいと漠然と考えている
「そうか、だったら今夜は早めにおいで」
「え?」
「お前に見せてやりたいものがある
 1時間程、早くおいで」
「は、はいっ」
憧れのルシウスの特別扱いな発言に、セブルスの鼓動がドキドキと早くなり
その様子に少しだけ微笑して、ルシウスは去った
あまり表情を崩さず、いつも冷静でどこか冷たい印象のある彼だが、
その薄い金色の髪と白い肌と整った顔は、その表情とあいまって彼を余計に高貴に見せた
セブルスの心にある憧れは、だんだんと大きくなっていく
こういう風に 彼が、自分に話しかけるたびに

その夜、10時にセブルスはいつもは鍵のかけられている集会のための部屋へと向かった
ドアは開いており、セブルスが中に入ると 魔法でガチャリと鍵がかかった
「先輩・・・」
「ああ、ここへおいで」
元々空いている部屋を使っているから、中は自室と同じデザインで、
ルシウスは窓の側の机に向かって何かの本を読んでいた
「この間、潜在している魔法力を引き出す方法があると話しただろう?
 それを記した本を見つけたんでね
 お前に、試してやろうと思って」
その言葉に、セブルスは驚いてルシウスを見つめ
「嫌ならかまわないが、」
彼の言葉に、慌てて首を横に振った
「い、嫌じゃありませんっ
 でも・・・どうして僕が・・・・?」
「お前が一番新入りだからだ
 他の者は、こういうことを何度か試している
 お前が一番結果がよく出るだろうと思ったからだ」
淡々と話す彼の言葉に、特別の意味のないことに少しがっかりしながらも
セブルスはひそかに心を踊らせた
憧れている彼に、そういうことをしてもらえることと
もしうまくいったら魔法力が高まるのだということ
見上げたセブルスを、ルシウスは微笑して見返した
「それにこの方法は、ぜひお前で試してみたい」
つぶやきは、静かに響く

「まず、服を全て脱いで裸になって、そこに横になりなさい」
静かに告げられた言葉に、一瞬セブルスは動きを止めて彼を見たが、ルシウスがそれ以上は何も言わず、表情も一切崩さなかったので 言葉を飲み込んでおそるおそるシャツを脱いだ
(・・・・全部・・・って・・・・・・)
具体的にどういう風にして行うのか、セブルスはこういう儀式的なことを今迄見たことがなかったから、想像もつかなかった
ただ、ルシウスが平然としているので、いつもこういう風にするのだろうか、と
そんなことを思いながら 恥ずかしいのを必死に堪えて全ての衣服を脱ぎ捨てた
「では、ベッドに横になって」
淡々とした彼の声に、少しだけ不安が消える
彼は慣れているようだし、戸惑う様子もないから これはおかしいことではないのだろう
ここで恥ずかしがったりして彼に幻滅されるのは嫌だ、と
セブルスはおとなしく言う通りにした
冷たいシーツに横たわり、天井を見上げる
「目を閉じて、意識を心臓に集中する」
「はい・・・」
言われた通りにした
集中法は何度か聞いたことがあったし、実際毎日のように訓練している
まだ拭いきれない羞恥に、ドキドキしている心臓のあたりに集中し、そこが熱くなるようなイメージを頭の中に展開していく
すぐに、ルシウスの声で呪文が唱えられるのが聞こえた
そして、ツ・・・・と身体に何かがかけられる
「つ・・・・・っ」
冷たくて、思わず目を開けて見ると 瓶からオイルのような液体が流れて身体にかけられている
「な・・・・何ですか・・・・?」
「助薬だ、」
彼は魔法で全てを動かしていて、側に立って見ているだけで
瓶から全ての液体がなくなると、コトリとそれは床に落ちた
「集中しなさい」
「は・・・・はい」
また、目を閉じて集中しようと試みた
だが、それも一瞬
「え・・・・・・・・っひゃ・・・・っ?!」
ゾワゾワ、と
まるで手で身体をまさぐられるような感覚に陥り、セブルスは身体を反らして飛び起きた
「あ・・・・・・?」
誰も触っていない
なのに先程たっぷりと身体にたらされた液体が、全身にぬりつけられるような感覚がある
「や・・・・なんで?!」
肩から腕から胸から腹から、そしてその下までも
「せ・・・・先輩っ」
「やる気がないのか?
 それくらい我慢して、集中できるだろう?」
「む・・・・無理ですっ」
ぞくぞくと、背筋を妙な感覚が滑っていく
「あっあっあっ・・・・」
うちももから足の先まで、その液体はぬりつけられ、
身体中を撫で上げるようにしてセブルスを攻め上げていく
「やっ・・・」
ビクンっ、と
背が大きく反ったと同時に、かつりと側へやってきたルシウスに頭を押さえ付けられて再びベッドへと押し倒された
「あぅっ」
「集中しろ」
冷たい声にセブルスは怯えて相手の顔を見た
二言三言呪文を唱えると、それであっという間にセブルスの手足が大の字に広げられベッドに拘束された
「あ・・・・・・・・・・」
「心臓だ」
ルシウスの冷たい目が見下ろしている
こんな格好をさせられて、動けなくて
セブルスには、もう実験どころじゃなかった
「せ・・・先輩・・・・
 恥ずかしいです・・・・・・・・・も、やめてください・・・」
力なく、訴えてみる
もういいから
魔法力など上がらなくていいから
こんな格好は恥ずかしすぎる
さっきまでも充分恥ずかしかったのに、こんな風に拘束されて
身体中、妙な液をぬりたくられて
あげく、そのせいで身体がぞわぞわと妙な感覚に襲われているのだ
このまま続けられたら、もっと恥ずかしいことになってしまうのではないか
身体が、反応してしまうのではないか
「僕、こんなのだとは思ってなくて・・・・・」
何と言ったらいいだろう
どうしたら、やめてくれるだろう
せっかくルシウスが自ら試してくれているのだけれど
それでも、今はここから逃げたかった
「途中でやめたりはしない
 よく見てみなさい、少し効果が出てきている」
だが、淡々とルシウスは言い
驚いて自分の身体を見たセブルスの目に、液体で濡れた身体から僅かに妙なゆらゆらした気体が発生しているのが見えた
「これ・・・・?」
「人は余計な感情を捨てた時が一番無防備になる
 そういう状態が、潜在しているものを引き出しやすい」
その液体は身体の表面から力を出しやすくするためのもので、
今 セブルスの持っている力がじわじわと出てきているのだ
「潜在しているものは、この比ではない」
微笑して、ルシウスはいった
「どうやら、お前にはぴったりの方法だったみたいだな」
どう反応していいのやら、
嬉しい反面 実験はやめてもらえそうになく、
「お前はどんな時が一番余計な感情を捨てられる ?
 怖い時か? それとも何も考えられない位 意識をかき回された時か?」
ぞく、と
急に部屋が寒くなったような気がして、セブルスは思わず辺りを見回した
「せっかくだ、両方ためしてみようか」
そうして、ルシウスが聞き慣れた呪文を唱えた瞬間
「ひ・・・・・・・・・っ」
セブルスの腹の上に、真っ白い大蛇が現れた
「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガクガクとセブルスの身体が震え、声がかすれる
ルシウスのペット
森の魔の動物
ルシウスの指図に従い害はないのだろうが、それでも気持ちのいいものではなかった
蛇が身体に乗っている
「せ・・・・先輩・・・・・・」
そして、自分は手足を拘束され逃げられない
「先輩・・・・・・っ」
必死に助けを求めても、彼は静かにこちらを見下ろすだけだった
やがて、蛇がゆっくりと動き出した
「あ・・・・・や・・・やだ・・・・・・・・」
ぬるりぬるり、と
先程身体中にぬりたくられた液をからめとるように、蛇は長い身体をセブルスにまきつけてうねうねと身体中を這い回る
「い・・・・・・・いや・・・・・・・・・・」
ぞわぞわ、と
またさっきのような感覚が身体中を襲った
気持ち悪い
蛇の身体はなめらかに、手足に巻き付き妙な動きで全身を撫で上げ
さっきので充分に敏感になっているセブルスの身体は、そんな気味の悪い感覚でさえゾクゾクと震える程に感じている
「や・・・・や・・・・・っ」
身をよじってもがしてみても、拘束は解けなかった
「先輩っ、や・・いやですっ
 こんな・・・・・・」
中心が熱を持ってきているのを、セブルスにはどうしようもなく
羞恥と、気味の悪さに目に涙がにじんだ
「余計なことを考えずに集中するがいい
 そうしたら成功だ」
ルシウスの声は相変わらず淡々としており
それが一層、セブルスの羞恥を掻き立てた
「や・・・・・・・・っ」
ゾクリ、
頭をもたげたそれに、へびがぬるりとからまってきた
「あぁぁっ」
足から腰から、そしてそのもっとも敏感な部分にからみつかれ、ぬるぬると這い回られ締め上げられ
「ひっ・・・・・・」
ガクガクと震える身体は 熱をもってほてりだす
「あ・・・あ・・・・あぅ・・・・・」
一瞬、あまりの感覚にわけがわからなくなり、セブルスは意識を手放しそうになった
そこにかろうじて、ルシウスの呪文が聞こえてくる
途端、飛びそうだった意識が戻り 身体の感覚がクリアに脳まで伝わってきた
「あぁぁぁぁっ」
そそりたった部分をしめあげられ、セブルスは白濁したものを吐き出した
「あ・・・・あぅ・・・・・・」
つ・・・と涙が伝ったて、胸が押しつぶされそうになった
こんなことになるなんて思わなかった
こんな風にされて、蛇なんかに辱められて
そして、こんな恥ずかしい姿をルシウスの前にさらけだすなんて
「色々と、考える余裕がまだあるか」
途端、身体が浮いた
「あ・・・・・」
ベッドの上に今度は四つん這いにさせられ、そこでまた手足を拘束される
「や・・・・・・」
これ以上何をするというのか
もうどうでもいい
魔法力なんかどうでもいいから、早く帰してほしい
ここから、逃げたい
「せ・・・先輩・・・・も・・・・嫌・・・・・・・・・・」
だが、蛇はまたぬるぬると身体を滑ってからみつく
やがて、それがセブルスの固く閉じられた秘部に達した
「あ・・・・・・・・」
ゾクゾク、と
今迄にない恐怖が身体を支配する
「嫌・・・・・・・・いやっ」
必死で暴れても、どうしようもなかった
ぐいぐいと、その身体を擦り付けられ、セブルスのその部分がぴくりと反応しだした
じわり、
自分から濡れるのを感じて、セブルスはもう何も考えられなくなった
嫌だ、
こんなことになるなんて、
こんなことをされるなんて、
「あ・・・・あ・・・・・あ・・・・・・・・」
ぐ、と
その部分が無理矢理開かれると、ぬめりとした感覚が入り口へ入ってきた
「嫌っ、嫌だっ、先輩許し・・・・・・・・・っ」
だが、途中で声は途切れ、
ずぶずぶと身体に入ってくる蛇の、そのぬめぬめした身体を受け入れセブルスは声にならない悲鳴を上げた
「ひ・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」
容赦なく、その太いものが中へと侵入を続け、
やがてセブルスの中を一杯になると 今度はぬるぬると動き出した
「ひ・・・ひぁぁぁぁあ・・・・・・・・っっ」
ゾワゾワと、身体は高揚に似たものが支配するのに
意識には嫌悪と恐怖しかなかった
身体を蛇に犯されて、
その感覚に、一度萎えたものがまたそそり立つ程に感じている自分
吐きそうだった
何も考えられなくて、
ただもう、必死にシーツを掴んで叫んでいた
蛇の動きは、だんだんと激しくなり
その長い身体で奥を突き上げ、同時にセブルスの熱いものをからめとっていく
「いやっ、いやぁ、許してーーーーーーーーっ」
そして、とうとう激しい突き上げにびくびくとセブルスの身体が痙攣し、
同時に二度目、白いシーツに白濁を吐いた
「あ・・・・・あぅ・・・・・・・」
その瞬間、セブルスの身体から青い気体が大量に放出し辺りを染めたけれど
セブルス本人には、そんなものを見ている余裕はなかった
ズルリ、と蛇の身体が抜かれると、僅かな呻きとともにどっとセブルスはベッドに崩れた
そうしてそのまま、意識を失った


「いいものを見せてもらった」
ルシウスは一人、ノートに何やら書き込んで満足気に笑った
セブルスが何も考えなかったあの瞬間、確かにセブルスの潜在能力は引き出され、今表にとどまって彼の力になっている
実験は成功だった
そうして、
「なかなか可愛い声で哭く」
冷たく微笑して、ルシウスは呪文を一つ唱えた
それで蛇は消え、セブルスの姿もそこから消えた
「今夜はゆっくりおやすみ」
可愛い崇拝者
素直な後輩
誰もいなくなった部屋で、ルシウスは微笑する
わずかに、セブルス・スネイプに興味をもって



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