新月の夜 (スネイプ×ドラコ)


図書館からの帰り、廊下を歩いていると何やら見覚えのあるものが目に入ってきた
「・・・・これ・・・」
一冊のノート
中には魔法薬のことらしきメモがびっしりと書かれていた
(スネイプ先生のかな・・・・?)
チラ、と時計を見る
まだ夜の8時
この時間なら部屋にいるだろうか
ドラコはノートを拾い上げるとスネイプの部屋へ向かった

ノックを3回、それで中から返事があった
「先生、これを拾ったんです」
出てきた彼は 普段のローブ姿ではなくドラコの目には新鮮だった
それでも黒一色は変わりなく、黒いシャツのボタンを首元まできちんととめていた
「ああ、落としていたか」
差し出されたノートを受け取り、彼は言うとドラコを部屋の中へと招き入れる
「探していた
 どこかに紛れて失くしたものと思っていたが・・・」
「見つかってよかったですね」
少し緊張して、彼は笑ってみせた
スネイプの部屋
彼はもちろんのこと、他人がここに入るなんてそうそうないことだろう
そこへ招き入れられ、ドラコは緊張をかくせなかった
だが、同時に嬉しい
彼の尊敬する人
その人と二人きりで今こうしていること
側に、すぐ側に彼がいるということ
届けたノートのページをくりながら中を見ているスネイプの
そのページをくる手に目がとまった
長い指
少し骨張っているけれど、形のよい指
それがしなやかに動いてノートのページをめくっていく
その動きから目が離せなくなって
そうして、それは突然に少し前の、満月の夜のことを思い出させた
(!!!!!)
途端に顔が真っ赤になるのがわかった
あの満月の日
誰もいない屋上で、あったこと
あの指で触られた部分
そこがジン・・・と熱くなってきていた
(・・・・・・っっっ)
どうしようもない気分になる
自分では、どうしていいのかわからない
早く帰らなくては・・・と
とにかくここから出なくては、と
ドラコは慌てて立ち上がった

ガチャン

「あっっ」
突然の動きにテーブルの上にのっていたグラスが倒れた
「あっ、ごめんなさいっっ」
あわてて起こすが中に入っていた液体が彼のローブをしたしたと濡らした
「何を慌てている」
呆れたように、スネイプはノートを置くと側まできた
「あ・・・・・あの・・・・
 僕もう帰ります・・・っっ」
これ以上ここにいてはいけない
変な気分になってきてしまっている
自分でも何を考えているのかわからない
あの手をみていたら、思い出した
そしてまた、
またあの時みたいに触れてほしいと思った
そう、思ったなんて
自分がそう思ったなんて、信じがたかった

「服を濡らしたまま帰る気か?
酒のにおいがしみつくぞ」
倒れたグラスにはワインでも入っていたのだろう
このまま寮に戻っては 何か言われるかもしれない
誰か先生に見つかったらマズイことになるかもしれない
「あ・・・・」
「ローブをぬいでそこらにかけてろ」
言うと彼はツイ、と側にあった紙で机にこぼれた液体を拭き取った
「・・・・・」
その手からまた目がはなせなくなる
まるで凝視するように、見てしまう
「早く脱げ」
「あっ・・・・はい・・・・」
慌ててローブを脱いで 側の椅子にかけた
「その服は?
濡れてないのか?」
「だ・・大丈夫です・・・・」
言ったが どこかしめった感じはする
だが、服まで脱ぐわけにはいかなかった
そんなことをしたら きっとまた変な気持になってしまう
あの手を見ていてソワソワした、そんな感じが強くなってしまうに決まっている
一刻も早く、ここから去らなくては
スネイプから、遠くに行かなくては
なのに、
なのに、彼はツイ、と側までくるとやや意地悪気に微笑した
「まだ匂うな
 それも脱いでおけ、洗っておいてやるから」
「あ・・・・いえっっ、大丈夫です・・っっ」
真っ赤になってドラコは言った
スネイプの意地悪い声、顔
それに身体が反応している
奥の方がじんじんとしてきている
触ってほしい、と
身体がまるで訴えているように
「いいから脱げ」
ツイ、と
突然スネイプに顎に触れられ、ドラコは顔を真っ赤にした
「・・・・・・・・でも・・・」
「なんだ、そんな顔をしておいて、強情を張る気か?」
「え・・・・・」
途端にプツ・・・と服のボタンが外された
「!!」
そうしてあらわになった胸に、スネイプはくちづけし、舌を這わせていった
「せっっ先生!?」
ドクンっ、と
心臓が跳ね上がった
スネイプは身をかがめ、ドラコの胸の突起に舌を這わせる
「ふわっっ」
ビクン、と
快感が伝って背がそった
「なんだ?
こうして欲しいんだろう?
そういう顔を、しているぞ?」
その言葉に、身体中が熱くなった
どうして?
どうしてわかってしまったんだろう
そんな顔をしている?
そんな、
そんな、
それが本当ならなんて恥ずかしいことを・・・

頭がぐるぐるまわって
その間にも 胸の突起を舌で転がされ、歯であま噛みされ
ドラコはやがて立ってもいられない程にしびれて震えた
「せ・・・・・先生・・・・・」
がくがくと震える足でなんとか立ち、ようやくスネイプにすがりつき 荒い息遣いで助けを求める
もう立っていられない
身体が変になりそうだった
「お前が誘ったんだろう
 だったら最後まで責任を持つんだな」
言われて、ふわりと身体が浮いた
そのまま抱き上げられ隣の部屋へとつれていかれる
そこは暗い照明の、寝室だった
「さいご・・・・?」
「全部終わるまで、だ」
ポスン、とベッドに下ろされて 熱をもった顔でスネイプを見上げる
彼はその、しなやかな指でドラコの服をするすると脱がせると あっという間に彼を全裸にしてしまった
「どうした?
 まだ触ってないが?」
言われてドラコは真っ赤になって言葉を失う
彼の身体は スネイプに与えられた胸への愛撫ですでに熱をもち更なる快感をもとめてそそり立っていた
「あぅ・・・・」
慌てて手で隠そうとすると、その手をとられベッドへと押し倒されてしまった
「は・・・・・はずかしいです・・・・っっ」
涙ぐんで、ドラコは言う
どうしてこんな風になってしまっているんだろう
彼の言ったとおり このあいだみたいに触られたわけでもないのに
なのにあんな風に立ってしまうなんて
それをスネイプに見られてしまうなんて
恥ずかしくて、消えてしまいたかった
だが、身体は快感を貪欲に求めている

「ひぁん・・・っっ」
突然、そのもっとも敏感な部分の先端に刺激が与えられドラコは背をそらして反応した
暖かい感触
やわらかなものが先端をこすっている
「ひ・・ひぁっっあ・・・あふっっ」
クチュクチュと淫らな音が響く
目を開けてみると スネイプの舌が自分のその先端を何度も転がしたり舐め上げたりしているのが見えた
「あぅっっやだっっ」
恥ずかしくて、
どうしていいのかわからなくてドラコはひどく動揺した
「せっっ先生っっ、やだぁ・・・っっ」
だが、続けられる愛撫
舌はやがて付け根まで舐め上げ、何度も何度も強い快感を与えられた
「やぁっっあぅんっっ・・・・あっ・・・・」
意識が遠くなる程に気持いい
そう、
この行為を気持いいと思ってしまう
そうしてまた、このあいだのようにしてほしいと思ってしまう
いかせて欲しいと思っている
「せ・・・せんせっっっ」
シーツを強く握り、荒い息を吐いてドラコは何度もスネイプを呼んだ
声が勝手に出るのだ
喘ぎ声と、そうして好きな人をよぶ声
「ふぁっっあぅっっ」
ビクビク、と
奥から何かが勢い良く襲い掛かってきた
くる、と
わかった
このあいだのような感覚
中から何かが溢れてはじけるような、激しい衝動
「ひ・・ひぁぁあああっっんっっ」
奥から先端へと、
彼の中の何かが解放された
そうして、ドラコはスネイプの口の中に白い液を放って果てた

しばらくして、その事実にドラコは真っ青になった
「あ・・・・」
とんでもないことをしてしまった、と
羞恥心も一気にどこかへふっとんでいた
「ご・・・・ごめんなさいっっ」
泣きそうになりながら 自分の放ったものを飲み下し平気な顔をしているスネイプに言う
すると彼は また意地悪く笑った
「今度からいく時は いく、と言ってほしいものだな」
途端、
消えかけていた羞恥心が戻ってくる
「あ・・・・あぅ・・・」
何も言えなくなって、ドラコは恥ずかしさのあまりうつむいた
「今夜は最後まで、つきあってもらうぞ」
その言葉に 顔をあげる
するとまたベッドに横たえられた
そのまま足をつかまれて顔の側まで上げられる
「?!」
「自分だけ気持ちいい思いをして帰れるのは、最初の一回だけだ」
意地悪い微笑
そして、スネイプはドラコの足を上げたまま 彼の後ろの入り口を舌でツイ、と舐め上げた
「ひっっ」
突然のことに、驚いてドラコがのけぞる
それをよそに スネイプは何度も何度もその入り口をほぐすように舌を使った
「あ・・・あ・・・・・」
また、されたことのないこと
今度は何がはじまるのか
そして、またゾクゾクと身体の中心が熱をもってくるのを感じた
どうしようもない身体
スネイプのなすがまま、ドラコは声をあげてよがるしかない
「ひっあっ・・・あ・・あぁぁ・・・・」
クチュクチュと、後ろの小さな入り口に舌を抜き差しされ、ドラコは手足がしびれていくのを感じた
「ひ・・・ん・・・ひぁっっ」
しばらくすると、今度は彼の、あの長い指が入れられた
「あぅっっ」
圧迫感に、声があがる
「う・・・・・・・」
ぐ・・・と奥まで届くその指の感触に、
ゾゾゾ・・・と背に快感が走った
「う・・・うぅぅ・・・・」
指も何度も抜き差しされ、頭がおかしくなりそうな程の刺激を受けた
一体どこまで、
どうなるまで続くのか
この刺激はいつまで与えられ続けるのか
「あぅぅっっ」
次第に 入れられる指の数が増えていく
迫る圧迫感で、それがわかる
そして、
何本もの指を、飲み込んでいる自分の身体が不思議で仕方がない
一体どうやったら入るのだ
そして、どうしてこんなことをするのか、
だが、
思考も長くは続かない
「あふっっあぅっっあぁぁぁっっっ」
何度も激しく抜き差しされ、身体をゆすられ内壁をこすられ
同時にまた熱を持ち出した中心をまさぐられ弄ばれ
ドラコの頭はもう何も考えられず、ただただ与えられる快感に声をあげるだけだった
ただされるがままに、あえぐしかできなかった

やがて彼の中から全ての指がぬかれた
尻から太ももにかけて、自分が最初に出した白い液にまみれ ドラコの後ろの入り口はグチュグチュにとろけるように濡れていた
「入れるぞ、力をぬけ」
言われて、足をまた上げさせられた
ツ・・・・と、入り口にかたいものが当たる
そうして、スネイプが自分の方に身体をたおすとともに、それが中へと入ってきた
「あ・・・・・あぅぅぅぅっっっ」
先程まで入っていた指とは全く違うもの
もっと固くて太いものが 肉をおしのけて入ってくる
張り裂けそうな痛みに まるで悲鳴のような声が上がった
「あぅぅぅぅぅっっっっっっ」
必死でスネイプの腕をつかんで目をかたくとじ、
だが、その痛みはどうすることもできずに全身を貫いた
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ」
ドン、と
何かが奥へとあたって、
そうして中を引き裂くように進んでいた異物は進行をやめた
「あふっっあぅぅぅうう・・・・」
さっきまでの快感がうそのように、全てが苦痛一色で
うごくこともできず、ただ怖くて
「せ・・・・先生・・・・」
涙声でそう呼んだ
「先生・・・・・」
自分を見下ろすようにスネイプが見えた
「私がお前の中に入っている
 ・・・・・わかるか?」
言われて、ひとつうなずいた
スネイプのものが自分の中へと侵入して、
それで身体の中がいっぱいになっている
動けないほどに
身体が張り裂けそうに痛いくらい
「少し動くぞ
 じきによくなる、我慢しろ」
言われて、またスネイプの腕を必死に掴んだ
同時に彼は腰を使って身体を動かす
「ひっっひぁっっっ」
そのたびに内壁がこすれてひどい痛みが身体をひきさく
「あぁぁぁうっっ・・・ひぃっっっ」
グチュグチュ、と
淫らな音も もう耳には届かない
まるで罰のようだ、と
心のどこかでそう考えた
まるでひどい罰をうけているようだ
経験したことのない痛み
身体がまっぷたつに引き裂かれそうだった
どうしようもない痛み
どうしようもない身体
だが、それでも
それでも逃げ出したいとは思わなかった
ただ必死にスネイプの腕を掴んでいた

しばらくすると、スネイプは腰をうごかしながら片手でドラコのそそり立ったものをいじり出した
「うっっうぁっっ・・・・・・はんっっ」
身体を奥まで突き上げる衝撃と痛み
そして、熱い部分を弄ばれ快感をえる
同時にされて、
もうドラコは何が何だかわからなくなってきた
ただ、痛みがうすれていった
次第にまさぐられいじられている場所の快感が奥へ奥へと届き、突き上げられている部分にまで届いた
「はぁっっん・・・・・」
それは、突き上げらる時に 新たな快感を呼んだ
痛みが、やがて全て快感に変わった
「せっっ・・せっ・・・・先生っっっ」
「そろそろいくぞ
 おまえもいくならそう言え」
囁かれ、ドクンと何かが込み上げてきた
今までにに2度経験したもの
「い・・・いく・・・・っっ」
もうだめだと思った瞬間

ドクン・・・・・・

「ひぁぁああああっっ」
中でスネイプが放った熱いものを感じた
そうして、その衝撃でドラコ自身も果てた
ビクビク、と細い身体を痙攣させて

もうろうとした意識の中、スネイプが自分の中からものを抜くのを感じた
「う・・・・・ふぅ・・・」
トプトプと、中から温かい液が流れてくる
それを感じてゾクリとした
「あ・・・ぅ」
身体はしびれて、動けそうもない
そして、身をよじるとひどい痛みが身体を貫いた
「これが行為の全てだ
 今度誘う時は ここまで覚悟してから誘うことだな」
スネイプの言葉をぼんやりと聞いてドラコは目を閉じた
「・・・まぁいい
 今夜はここで寝ろ」
そうして彼は、まるで気絶するかのように眠りに落ちたドラコに毛布をかけ、寝室を出た
新月の日の、真っ暗な夜の出来事である


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