空に輝く星
あれの一つ一つに名前があって、それの一つ一つに想いがある、だなんて

「君さ、何でこんなことしてるの?」
「これが近衛隊の仕事だって言われたからだよ」

覚えているかい?
君と初めて会った日、初めて交わした言葉
あの頃 世界に色なんかついていなかった僕に君は言った
「君は、ここで何をしてるの?」

僕が何をしているかって?
何のためにこの世に生まれて、何のためにこの力を受け継いで
何のために生きていくのか
何もわからないからここにいるんだ
自分が何なのか、わからないからここにいる
ここで?
何もしていないのさ
ここにただ、存在しているだけ
色のない世界で、ただ座ってるだけ

始終笑っていた君
レックナート様の言葉、聞いてなかったのかい?
君のまわりで何かが始まってる
そんなこと、僕でも感じる
君の持つ、不確かな何か
それが辺りの気運を巻き込んで 何かが始まろうとしている
君を中心に、世界が渦まいているのが見える
なのに君はへらへらと笑ってた
何がそんなに楽しいんだか
自分の存在について、なんて
君は考えたこともないんだろうね
当然のように誰からも愛されて、
そして同じように誰かを愛して、生きているんだろうね
幸せそうな君に、少しだけ嫉妬した
そういう感情を持てる自分に驚いて、それから少し興味が湧いた
君という人間を、もう少しだけ知りたいと想った

「君の名前は?」
「ナチ・マクドール」

一方的につのる、君への想い

戦いというものを繰り返すたびに、君は冷めていったね
強くなったんだろう、
リーダーと呼ぶにふさわしい人間になっていく
そして、遠ざかっていく君と僕の距離
立っている場所が違うのさ
背負っているものも、違うんだ

「どうして、こんな戦いをしているのさ」
「それが、僕の仕事だからだよ」

覚えているよ
君の言葉、君の眼
あの頃の君は、そんな顔はしていなかった
あの頃の君は、そんな風には話さなかった
あどけなくて、
背伸びしても、結局は誰かの手の中で安心していられた子供
出会った頃の君は、僕と同じ眼をしていたのに

「これが仕事さ、皆を勝利に導かなきゃならない」
終わったら、二人でゆっくり語り合うかい?
いやな笑み
あの頃の君は、そんな風には笑わなかったのに

「ルック、人は変わるんだ
 成長しないお前は、いつまでたってもお姫様だよ」
そんなに守られていたいなら、ずっとベッドで眠ってるといい
「全て終わったら起こしにきてあげるよ、姫」

カチン、
背のびした子供が癇癪を起こす
一人、おいていかれた寂しさに
いつまでも、ここに取り残される悔しさに
「君だって・・・・・・っ」
「僕はね、ルック
 お姫様ごっこをしているわけでもなければ、戦争ごっこをしてるんでもない」
遊びじゃないんだよ、

「グレミオは、死んだんだから」

冷めた目をして戦場へと往く彼の後ろ姿に、何度唇をかんだだろう
出会った頃は同じだった背も、いつの間にか追い抜かれていた
知らない間に、彼はあの無邪気な目をしなくなり
変わりに何かをあきらめたような痛い表情をするようになった
自分とは違う場所で、変化していく
彼が、
同じだと想っていた人が

君は僕に背を向ける
数え切れない程失って、数え切れない程殺して
右手の紋章に、悪夢を見せられつづけて

「僕は捨てないよ、最後までね」

バカだとわかってるよ
だけど、ダメなんだ
彼からもう、逃げられない
つのる一方の想いは、背を向けられても消えはしない
「ルック、君は戦力にはならない
 姫は部屋で兵隊に守ってもらってなよ」
屈辱的な言葉
でも、ここから離れられない
「足手まといだよ、ルック」

君は永遠に、僕を縛り続ける
その言葉で、その視線で
君の中にみた光は、それでもまだ生きていると確信しているから
あの日見た、一つ星のように



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