生徒会室 (尽×主)


夏休みに入っても、尽はほとんどの日を学校で過ごしていた
新学期になったら、生徒会長の選挙がある
尽は今年は出る気がなかったから、今期で仕事は終わり、と
後任の会長への引継ぎ書を作っていた
体育祭の応援合戦、後夜祭、スポーツ大会等 新しくやった行事についてまとめていく
またやるかどうかは、新しい会長の判断だとして
やるとなった場合に、後任がマニュアル通りに仕事ができるように、と
そうやって、毎日毎日 分厚い書類を作っていく
一人で

パタパタパタ、
そんな音が耳について、尽は顔を上げて窓の外を見た
「雨か・・・」
静かだった室内に、その音はやけに大きく響き やがてそれは激しい音に変わっていく
窓の外は真っ暗で、大粒の水滴が窓をうちつけている
(まいったな・・・)
天気予報では雨だなんて言ってなかったけど、と
思いつつ、書類をほうり出してため息をついた
最近心が落ち着かない
それは、渉のせいだ
この雨みたいにざわざわと、心に嫌な音が響いている

7月から夏の大会は始まる
地区予選があって、甲子園がある
意気込みだけは一人前の野球部は、今のところ順調に勝っていた
今度勝てば地区予選ベスト8
どの試合にも、はチアリーディング部として応援に来ていた
達は3年だから この夏で引退らしく
夏のスポーツの代表である野球部のこの大会には力が入っているようだ
そして、
そんなの張り切っての応援に、渉はいつもパワーを発揮する
全試合ヒットを出し、守備も鉄壁
今のところ、奴は負けを知らなかった
それが尽にはなんとなく気に入らない
(俺もガキだなぁ・・・)
ため息を吐いて、天井を見上げる
はいつも通り、笑顔で勝った渉におめでとう、といい
渉は顔を真っ赤にさせて、次の試合もまた来てください、と言う
チアリーディング部として野球部の応援にきているのであって、けして渉のためだけに来ているのではないんだと思いつつ
「もちろんっ」
がそう答えるのを聞いたら イライラする
そうして一人、悶々としている

ガラリ、と
丁度その時、遠慮がちにドアが開いた
「尽・・・?」
「え?」
視線をやると、が傘を持って立っている
「どしたの?」
今日は友達と遊びにでかけてるんじゃなかったっけ
驚いて見遣ったら、はちょっとだけ笑って中へ入ってきた
「雨ひどいから迎えにきちゃった」
ホラ、と
最近買ったんだとお気に入りの自分の傘と、尽の傘を持ち上げてみせた
「ありがとう・・・」
意外で
たった今のことを考えて嫉妬でいっぱいだったから戸惑って
尽はの側まで歩いていった
「まだお仕事おわらない?」
「んー・・・」
曖昧に返事をする
別に今日やらなくてもいいから、と
思いつつ、傘を机の上に置いて 開いている椅子に座ったを見遣った
「もぉ誰もいなかったよ
 みんな雨ふる前に帰ったみたい」
「そう・・・」
「野球部がびしょ濡れだったから笑っちゃった
 濡れついでに全員ユニフォームのまま家まで走って帰るんだって」
「・・・へぇ」
の口から 野球部の話が出るのにまでイラっとする
重症だな、と思いつつ
黒いものが腹にたまっていくのを感じた
ダメだ
たった今考えていたから余計、
落ち着かない
を前にして、冷静でいられない

ガチャン、と
鍵のかかった音に が驚いたようにこちらを見た
「どしたの?」
「念のためね」
「え?」
そうして、の側まで歩いて その肩を掴んだ
くちづけて、舌を差し入れる
「んっ」
突然の行為に、が驚いたように身体を硬直させた
「んん・・・っ」
だが構わずに、舌をからめとり、乱暴に口内をかきまわす
そうしながら、動けないの胸のふくらみを制服の上から触れた
「!!!」
びくっ、と
身体が跳ねる
何度かもみしだくようにすると、の手が抵抗するように尽の腕にかかった
だが、そんな力じゃどうにもならない
より強い力で押さえ付けると、抵抗はあっさりやんだ
震えるように、息を上げて
が潤んだ目で見上げてくる
「こ・・・こんなとこで・・・」
「誰もいないんだろ」
「でも・・・っ」
嫌だなんて言われても 多分止まらない
この黒い靄は、気分が悪くなる程に身体中に広がっている
の苦痛に歪んだ顔を見て
あの濡れたような声が聞きたい
ひどくして、は自分の手の中だと、実感したい
を、抱きたい

「あ・・・っ」
首筋に舌を這わせながら、乱暴に制服の下をまさぐった
こんな場所で、こんな風に
まるで強姦されてるみたいだね、なんて思いながら スカートの下から下着をぬきとる
怯えたようなの目が、ぎゅっと閉じられた
震える身体
誰か来たら、とか
そう言ってたわりには、もう濡れてる
指で触れて、尽は意地悪く笑った
も、すぐ感じるようになったね」
耳もとで囁いて、羞恥をあおって
無理矢理に足を開かせて、濡れた部分に指をしずめる
たくしあげられた上着の下から ふるふると胸が震えてるのが見えた
淫らな身体
女の子って、不思議だなぁと思う
恥じらって、清楚なふりなんかして
なのに男を誘うこの身体
真っ赤になって、目に涙を浮かべて
それでも こんな行為に感じ濡れるんだから
声を上げるんだから

「はぁっ・・・・んっ」
くちゅくちゅ、と
淫らな音が 雨の音に混じって聞こえる
冷たい生徒会室の床に押し倒されて 本当にレイプみたいだ
尽の指を飲み込んで、それが中で動く度に切ない声を上げる
紅潮した頬
朦朧とした視線
気持ちいい?
もうが泣いて喜ぶ場所は知りつくしてるからね、と
その固くなった花芯を一気に擦り上げた
「ひゃ・・・・・あぁぁぁぁぁあっ」
悲鳴みたいな声が上がる
腰を浮かせて、背を反らせて
ひどくひどくしてあげる
いやいや、と首をふって
必死に腕にしがみついて懇願したってやめてあげない
感じすぎて辛いんだよね?
少し手加減してあげたら、気持ちよくいけるんだよね?
でも今日は、そんな優しい抱き方はしてあげない
もっと泣いて、もっと感じて、もっと俺の名前を呼んで

「あぁぁっ、やぁ・・・っ」
びくっ、と
身体を震わせて は気を失った
ぱたり、と腕が落ちる
指をぬいたら ぬるっとした愛液が溢れるほどに流れてくる
・・・」
こんな風にが感じるのは俺だけ
を、こうやって抱けるのも俺だけ
力を失った足を抱えて、そっと濡れそぼったその部分に 昂ったものを押し付けた
「ん・・・」
苦しいのか、が目を覚ます
、ちゃんと感じて」
そう言って、まだぼんやりしているのその中に、一気にそれを差入れた
悲鳴が、また上がる

「は・・・っは・・・あっ」
クチ・・、と
根元まで尽を受け入れたは 浅い息を吐きながら 気を失いそうな痛みに耐えていた
どうして今日の尽はこんなにひどくするんだろう
痛くて、目眩がする
引き裂かれそうな身体
こんな場所で、こんな風に
それでも、尽だから
尽が触れてるから は濡れる
感じて、わけがわからなくなる程乱れる
「あ・・・あふっ」
ずくずく、と
身体の奥で動き出した尽に、必死でしがみついた
熱い
熱くて、痛い
どうしようもない疼きが生まれている
さっき容赦なく攻められた花芯は 尽のものを飲み込んで激しく痙攣しているのにまた うずきはじめた
「ふぁ・・・・・あぁぁっ、つくし・・・・っ」
皮膚と皮膚のぶつかるような激しい音が部屋に響く
濡れた音も 耳につく
こんな風に、こんな風に感じるのは尽だけ
こんな行為を許すのも尽だけ
二人、一つに繋がって それぞれの想いを抱きながら高みへとのぼってゆく
互いの名を呼んで
互いの熱を感じあって
やがて、二人とも白濁に果てた
はまた、意識を落とした

窓の側で 尽は側で気を失ったままのに視線を移した
無茶をしてしまったは、今だ目を覚まさない
強姦されたようなその姿に、苦笑した
どうしようもなく子供な自分に、嫌気がさして
それでも、こんな行為を受け入れたに 愛おしさが増した
「やっぱりの方が、大人なのかな」
頼り無くて、我侭で、子供じみているだけど
こういう風に 尽の全てを受け入れてくれるにそう思う
女の子って、不思議だと 微笑して
それから 通り過ぎていった夕立ちの後の 真っ赤に染まった空を見た
時々は雨も降る
どしゃぶりの、どうしようもない雨
だけど二人の想いが確かなら、
この想いを共有しているのなら、
こうして雨は上がるだろう
嫉妬にどれだけ憂鬱になっても
他の男の影にイライラしても
は 尽のこんな行為を受け入れてくれるのだから
それほどまでに 尽を想っていてくれているのだから
「ごめんね、
囁いて、そっと濡れた唇にキスをした
ありったけの想いをこめて
愛しさを、全て注ぎ込むように
確かには腕の中に
尽は そうしてようやく、微笑した


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