58. 闇夜 (高校生尽×主)  ☆リクエスト(高校生尽。連載の設定で18禁)


夜中の2時
すーすー、と規則正しい寝息をたてる尽の部屋のドアがそっと開いた
今日は新月
窓から光は一切入らない、暗い夜

カタン

わずかにきしんだドアの音に、尽は眠りをさまされた
「・・・?」
「あ・・・ごめん・・・おこしちゃった・・・?」
「どしたのさ?」
まだちゃんと起きていないような、尽の顔
それでも、声を聞いて少しだけ安心した
「あのね・・・一緒に寝てもいい?」
「・・・恐い夢でも見た?」
「・・・・・」
ドアのところでモジモジと立っているに、尽はクス、と笑った
昔から、恐い夢を見ただの、眠れないだのと言っては はよく自分の部屋へとやってきた
不安気に、お気に入りのヌイグルミなんか抱いていたものだけれど
「今日はぬいぐるみ、連れてきてないの?」
「し・・・失礼ね
 もぉそんな子供じゃないわよ」
「そぅ?」
夜中に眠れないといって 弟の部屋にやってくるのも充分子供っぽいと思いつつ
尽は身体をずらしてベッドにの入れるスペースを作った
もぞもぞと、が中へと入ってくる
「どんな夢?」
「尽が死んじゃう夢」
「・・・・・・・それはまた・・・」
コメントに困り、苦笑いを浮かべた尽の側で、
だがはシュンとして俯いている
「夢だろ?」
「夢でも悲しかったんだもん」
「・・・しょうがないなぁ、今 目の前にいるのは誰だよ?
 ちゃんと見て」
ホラ、と
その冷たくなってしまった手をとり、自分の頬にあてると は涙に潤んだ目を上げた
「だって尽 私のこと置いていなくなっちゃったんだよ」
「だから、それは夢」
今にも泣き出しそうなに、尽はそっと口付けた
身体を抱き寄せて、ぎゅっと強く抱いてやると が僅かに震えているのが伝わる
「しょうがないなぁ・・・」
優しく髪をすいて、キスして
どこか怯えたような顔をしているに、尽はくす、と笑った
「じゃあ思い知らせてあげるよ、
 俺はちゃんとここにいるってね」

尽の手は、が何かを言う前に その胸のふくらみへと伸びていった
「あ・・・尽・・・っ」
ぴく、と跳ねたの身体に覆いかぶさるようにして押さえ付ける
パジャマのボタンをはずして、あらわになった突起に舌を這わせた
「ひゃっ・・」
もう片方は指でつまんだり擦り上げたりしながら が慌てたように尽の身体の下 ささやかな抵抗をするのを楽しむ
「つ・・・尽っ」
「気持ちいい?
カリ、と
甘噛みされ、咽から意図せぬ声が上がった
だが、それが外に漏れる前に唇をふさがれる
深く重なったキスは、やがて歯列を割って侵入してきた舌にかきまわされ、からみとられ
ようやく解放された時には 細い銀糸を二人の間に引いた
「ふ・・・あふ・・・」
強いような柔らかいような刺激が、繰り返し与えられる両胸は じんじんと熱くなっている
突起がツンとなっているのに、尽は満足気に微笑した
そうして、その手が今度は下へと下りていく
「あっ・・・や、尽・・・・っ」
抵抗しても、いとも簡単におさえつけられてしまった
するり、と肌からはなれていった下着の感触に ドキンと胸が鳴る
「あ・・・尽・・・」
「ちゃんと感じな、俺はここにいるってね」
暗くても、お互いの顔はちゃんと見えた
いつもの強い目をした尽が、まっすぐにこちらを見下ろしている
「消えたり死んだりなんかしないよ、俺は」
優しい口付け
同時に、の濡れはじめた中心に、尽の指が沈んでいく
「んんんっ・・・・・・・」
とぷ、と
熱いものが溢れたのがわかった
内股が震えて、そわそわとした疼きがそこに生まれる
はすぐ濡れるね・・・もうこんなだよ」
「あ・・・やだ・・・・っ」
「やだって感じじゃないけどな、ここは」
「い・・・意地悪・・・っ」
身体を抱き寄せられながら、は足を開かせられ その濡れた部分をあらわにさせられた
羞恥に顔が真っ赤になる
ふるふると、首を振ったら 側で尽がクスクス笑った
「夢のことなんか忘れるくらい気持ちよくしてあげるよ」
「あ・・・・あぅ・・・」
その長い指がの花芯へと触れると、今までの比じゃない程にの背がそり声が上がった
「だめだよ、
 そんなに大声だしたら、みんな起きてくるよ」
「あぁっ、だ・・・だって・・・・」
息遣いが荒くなる
その吐息ごと飲み込むように、尽はに口付けた
淫らな音が部屋に響く
固くなって敏感になっている花芯は、尽の指で執拗に擦り上げられ攻めたてられ
それには、どうしようもないくらいに感じた
身体が震えて、力が入らなくて
上がる声はキスで消され、
濡れそぼる中へは、何度も指が抜き射しされる
「ふ・・ふぁ・・・っ」
恥ずかしいのも、恐かったのも全部どこかへ飛んでいってしまった
尽の触れる部分に、全ての意識が集まっていく
「一度、いかせてあげるね」
その声が耳もとで囁かれたのを、聞いた瞬間
高め上げられた身体は、の身体を知り尽している尽の手によって絶頂を迎えた
一瞬で、頭が真っ白になる
何も、考えられない

「ん・・・んぅ・・・」
眠っていたのか、気を失っていたのか
が意識を取り戻すと、相変わらず足を上げさせられたままの格好で
はまた、顔を真っ赤にさせた
「恥ずかし・・・」
震える声で言ったのに、側で尽が意地悪に笑う
「俺しか見てないよ」
「そ・・・っ」
そんな問題じゃない、と
言おうと思って、だが声は出なかった
ツ、と濡れた部分にあてられた尽のものが、ゆっくりと沈んでいく感覚に
は息を飲む
まだ恐いこの瞬間
だけど、同時に奥がじわっと熱くなって、まるで尽のものを欲しがってるみたいに濡れる
身体が疼く
クチ・・、と
淫らな音をたてながら、尽はゆっくりとの中へ入っていった
「ん・・・っ」
さっきの限界で溢れたの愛液が、押し出されてとろりと流れていく
内股や尽の足を汚して、溢れるほどに身体を伝う
「は・・・あっ、・・・あんっ」
苦しいのと、熱いのと、
それからやっぱり少し痛いのとで、頭が麻痺しそうになる
痺れは今や身体全体に広がり、腕にも足にも力が入らない
「尽・・・っ」
「ほら、ちゃんと感じて」
「は・・・・・あ・・んっ」
しっかりと、身体を繋げて
熱いものをに穿ち、尽は浅く息を吐いて震えるの髪にキスした
「ん・・・っ」
クチュ、と
また音がする
それはぞくぞくと、と尽の意識を高めた
濡れた唇にキスをして、より一層身体を深く繋げ
のずっとずっと奥まで
尽のものを求めている所まで、届くように
「あ・・・あぅ・・・」
尽は、何度もキスを繰り返しながら ゆっくりと身体を動かしはじめた
それに合わせるようにして上がるの声を聞きながら、少し惜しいと思いつつ唇を塞いで声を消す
くぐもった喘ぎが、身体の下で響いた
突き上げるたび、からみついてくるものに 尽もまた高められていく
耳に残る水音と、の上げる切ないような声
それに、理性がはがれていくのを感じる
そうして、荒い息の下 自分の名前を呼んだ
萎えた手で、必死にだきついてきた愛しい存在に
「は・・・っ、」
短く息を吐いて、尽は白濁を解放した
同時にの腕も、パタリと落ちた

光の入らない部屋
今夜は闇夜
側で落ちたように眠るに、尽は微笑した
可愛い
側にいるから、今度はゆっくりとおやすみ


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理