翌朝 (氷×主)


零一は、すーすーと寝息をたてて自分のとなりで眠っている少女を見下ろしていた
朝、いつもの時間に目が覚めて、違和感に気付き、
起き上がって、ああ、と
昨日のことを思い出した
窓の外ではまだ小雨がふっているようだが、台風のひどい風はもう吹いていないようだった
が、ここで眠っている
零一のパジャマの上着だけを羽織るよな形で、その肌をさらけだし
ここで眠っている
首や胸元にいくつも残った彼の口付けの痕が、まるで花のようで
その白い肌が、零一の意識をひどく満足させた
彼女は、自分のものになった
全て、
身体を得てこそ全てだとは思ってないなけれど、それでも
どこかこの年齢差に不安に似たものを感じていた零一にとって、とひとつになれたことが何よりも嬉しかった
この少女はけして、放さない
・・・・・・・・・」
ちいさくつぶやいて、その頬にくちづけた
途端にぴく、と
まぶたを震わせて、眠っていた少女が小さく声を上げた
「ん・・・・・・・・・」
ぱち、と
目を開けて、彼女はぼんやりと零一を見る
「おはよう、
「・・・・・・・・・零一さん・・・」
まだ寝ぼけたような目がこちらを見上げる
可愛いと思いつつ、
昨日の衝動に似たものが、また零一の意識に下りてきた
「よく眠れたか?」
「う・・・・・・ん」
そのまま身をかがめて、キスをした
くすぐったそうにしたは、それからはた、とまばたきを一つして 途端に頬を真っ赤に染めた
「あ・・・・・・・・・・・」
ようやく、意識がはっきりしてきたのか
今のくちづけで、昨夜のことを思い出したのか
照れたようにもぞもぞと布団に潜り込もうとしたの腕を捕まえて、
零一はもう一度だけ、キスをした
「ん・・・・・・・・」
ぎこちなくではあるけれど、舌をすべりこませた零一に、が応えるようにする
熱い吐息が漏れた後、零一は少しだけ微笑した
止まらなくなりそうだ
を前にしたら、自分はどうしようもなくなる
その手がはだけられたシャツをまさぐって その胸のふくらみに触れると、はぴくんと反応して目を閉じた
「ん・・・・・っ」
眉を寄せた切ないような、その表情がたまらない
昨夜つけた痕をたどるように、零一はの白い肌にくちづけを繰り返す
舌を這わせると、一層声が上がった
「や・・っん」
ぴちゃぴちゃ、と
わざと音をたてるようにして、その薄紅色の突起を舌で転がす
「あっ・・・あっあ」
ツンとたったそれは、零一の意識をそそったし、
その声は零一を満足させた
あんまり無理をさせては、と思いつつ
それでも止まらないのを感じる
昨夜のまま、何もつけていないの中心へと手を伸ばすと、そこはもうしっとりと濡れて熱くなっていた
「れ・・・いちさん・・・・」
反応のいいの身体に、零一は咽を慣らす
「君が俺を感じている証拠だ」
クチクチと、指で撫で回すと がいやいやと首をふって零一を睨み付けた
「い・・・・いじわる・・・・・っ」
恥ずかしくてたまらない、といたの表情は、零一の独占欲を満たしたし、
まるでその指を誘い込むかのように濡れた部分は、が零一を求めているように思わせた
「んっ・・・あっ」
の弱い部分はもうわかっている
その羞恥心をさらに高めるために、濡れた音をたてながら、零一はの中へと指を入れた
かき回すように、
昨夜が反応した場所を辿り集中的に攻めあげると、やがては大きく声を上げて身をよじった
「あぁっ・・・・・・・・・あっ」
荒い息遣い
少女のものとは思えぬ身体と、濡れた声
欲望は、を欲して静かにそそり立つ
「あ・・っ、れ・・・、零一さん・・・・っ」
じっとりと汗ばんだの腰に腕を回し、その濡れた部分に欲望を深くしずめた
「あ・・・っ」
シーツを掴んで、息を止める様にして、
がその圧迫にぎゅっと目をとじて耐えている
その表情に、零一は奥まで腰をすすめながら薄く微笑した
この瞬間、の全てが自分の手の中にある気がして
零一は満足する
を、めちゃくちゃにしてやりたいと、そう思う
・・・・・・」
奥まで達すると同時に、の中を激しく突き上げた
「あぁぁっ」
の腰が浮く
背を反らせて、切ないような声が上がった
何度も、
その欲望にまかせて突き上げると、
の熱が自分にも伝わって、やがて零一は限界にまで達した
・・・・・」
どうしようもなく、シーツをつかんでいたその手をとる
・・・・一緒に・・・・・・」
その耳もとでささやくと、
精一杯の力で、が手を握り返してきた
「零一さん・・・・・・っ」
ガクガク、と
この行為に意識を飛ばしそうになっているが、荒い息の下、零一の名を呼ぶ
・・・っ」
「あぁぁぁぁぁっ」
激しく突き上げた
ドクン、と
自分が熱を吐いたのが先か、が達したのが先か
わからなかったが、
二人、身体を合わせたまま抱きしめあった
幸せだと思った

それから、はフラフラと起き上がってシャワーへ行き
零一がシャワーを終える頃にはフラフラしながらも洗濯なんかをしていた
「・・・・つらいようなら座ってなさい」
「だって恥ずかしいんだもんっ」
ベッドのシーツが全部代えられて、きれいにメイキングされている
それに苦笑しながら、零一は昨夜と今朝、二度も無理をさせてしまったの身体を心配した
「・・・・大丈夫なのか」
「大丈夫じゃないけど」
はじめてだったんだもん、と
頬を染めながらも、いつも通りのに零一は苦笑してすまない、と
居心地悪そうに の入れたコーヒーを口にした
「零一さんのエッチ」
「ぶ・・・・・・っ」
半ば吹き出しそうになりながら、零一は頬を染めながらも笑ったを盗み見した
恋人となって4ヶ月
こんなに早くに、こんな風になるとは思っていなかったけれど
「すまない・・・」
苦笑した零一に、は側にきて笑った
「でもエッチな零一さんも好き」
愛しくて、
その腰を抱き寄せて、零一はに軽く口づけをした
まだ幼さの残る恋人は、
それでも好きだと言ってくれて、笑ってくれる
零一には、その存在が何よりも嬉しかった
愛しい少女を抱きしめて、思う
何があっても手放さない、と


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